いやはや、米国債の利回りだけで喰っていけるくらい金利が上昇していますね😊10年債は5.17%前後まで来ており、この勢いはまだ続きそうです。では国債そのものが危ないのかというと、信用リスクを示す米国5年CDSは30bp台半ばでほとんど動いていません(不思議)。
僕らはそういったこともTradingviewのAIで分析させています。チャートの右側に常駐させることができるのでとても便利ですよね。あとはあなたの聞き方次第です笑
TradingView AI Chart Copilot: パブリックベータ版、ご提供開始
tradingview.com/blog/ja/tradingview-ai-chart-copilot-beta-57730/
さて、金利上昇の影響は別の場所に出始めていて、住宅ローン金利は7%を超え、不動産市況や住宅関連株は弱く、AI関連株の過熱感も囁かれています。だからこそ「リスク資産は重い。そろそろ安全資産の米国債だよね」という空気が出てきているようです。
この金利上昇は、先週の為替にもはっきり効きました。ドル円は週の大半がドル高・円安。9月2日の急落分をほぼ9割戻し、押し目買いが機能する展開でした。ところが週末のNY市場で一転、ドル売り・円買いが広がりました。材料は片山財務相とベッセント米財務長官の電話会談です。両氏は「円の過小評価は問題」「日本のファンダメンタルズを反映した強い円が望ましい」との認識で一致し、ドル円は一時156円台後半まで急落しました。
円先物のポジションも同じリズムです。先々週は円買い残が約1,200本まで積み上がり、介入警戒と円高期待が強まっているように見えました。今週末時点では約720本まで減少。CFTCでも投機筋の円買い越しは約7.2万枚と、前週から約4.8万枚減っています。円買いを積み増した直後に、また削られる。口先介入で一時的に円が買われても、その買いが定着しにくい相場です。
ここにM2マネーサプライとの矛盾があります。米国のM2は8月時点で23.34兆ドルと過去最高、前年比でも約5.7%増えています。マネーサプライが増え続ければ本来はドル安圧力です。しかし米金利は下がらず、むしろ上昇しています。流動性は増えているのに、債券市場は高金利を織り込み続けている。このねじれがあるため、一方的な急激なドル高にはなりにくい一方で、円安ドル高の地合いそのものは簡単には崩れません。
ドル円の環境認識はニュートラルです。9月2日の急落をほぼ取り戻したことで、下方向の勢いも一服。チャート上は158円近辺を中心にした横ばいに入りやすい局面です。上も下も材料で振れやすいものの、一方通行にはなりにくい。
介入も整理しておく必要があります。4月、7月、9月と円買い介入が続いています。IMFの介入頻度の目安を意識するなら、次の本格介入は11月まで難しい、という見方が現実的です。口先介入や財務相会談はいつでも出せますが、実弾を連発できるわけではありません。ベッセント氏と片山氏の「強い円が望ましい」は円安牽制として効きましたが、それでトレンドが反転したと見るのは早いでしょう。
警戒すべきは為替そのものより、金利上昇の副作用です。AI関連株の調整懸念、不動産価格の下落、住宅市場の凍結。日米金利がさらに上がれば、リスク資産のバブルが弾ける可能性は残っています。ドル円が158円前後で揉み合うなら、方向感を急がず、米10年債利回りとリスク資産の動きをセットで見るべき局面です。
来週のドル円は、158円近辺のレンジを軸に、口先介入と米金利のどちらが勝つかを見る展開になりそうです。急落を9割戻したあとの横ばいは、次の材料待ちです。
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この金利上昇は、先週の為替にもはっきり効きました。ドル円は週の大半がドル高・円安。9月2日の急落分をほぼ9割戻し、押し目買いが機能する展開でした。ところが週末のNY市場で一転、ドル売り・円買いが広がりました。材料は片山財務相とベッセント米財務長官の電話会談です。両氏は「円の過小評価は問題」「日本のファンダメンタルズを反映した強い円が望ましい」との認識で一致し、ドル円は一時156円台後半まで急落しました。
円先物のポジションも同じリズムです。先々週は円買い残が約1,200本まで積み上がり、介入警戒と円高期待が強まっているように見えました。今週末時点では約720本まで減少。CFTCでも投機筋の円買い越しは約7.2万枚と、前週から約4.8万枚減っています。円買いを積み増した直後に、また削られる。口先介入で一時的に円が買われても、その買いが定着しにくい相場です。
ここにM2マネーサプライとの矛盾があります。米国のM2は8月時点で23.34兆ドルと過去最高、前年比でも約5.7%増えています。マネーサプライが増え続ければ本来はドル安圧力です。しかし米金利は下がらず、むしろ上昇しています。流動性は増えているのに、債券市場は高金利を織り込み続けている。このねじれがあるため、一方的な急激なドル高にはなりにくい一方で、円安ドル高の地合いそのものは簡単には崩れません。
ドル円の環境認識はニュートラルです。9月2日の急落をほぼ取り戻したことで、下方向の勢いも一服。チャート上は158円近辺を中心にした横ばいに入りやすい局面です。上も下も材料で振れやすいものの、一方通行にはなりにくい。
介入も整理しておく必要があります。4月、7月、9月と円買い介入が続いています。IMFの介入頻度の目安を意識するなら、次の本格介入は11月まで難しい、という見方が現実的です。口先介入や財務相会談はいつでも出せますが、実弾を連発できるわけではありません。ベッセント氏と片山氏の「強い円が望ましい」は円安牽制として効きましたが、それでトレンドが反転したと見るのは早いでしょう。
警戒すべきは為替そのものより、金利上昇の副作用です。AI関連株の調整懸念、不動産価格の下落、住宅市場の凍結。日米金利がさらに上がれば、リスク資産のバブルが弾ける可能性は残っています。ドル円が158円前後で揉み合うなら、方向感を急がず、米10年債利回りとリスク資産の動きをセットで見るべき局面です。
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AIトレード専門家・猫飼い(FX_Shokunin)|FXノウハウサイト「Tribe FX」運営。
AIを活用した実践的なトレード手法と検証データを専門的に発信しています。テクノロジーで成果を最大化する投資戦略を学びたい方は、ぜひ公式ブログをご覧ください。
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