S&P500先物、最高値を更新

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今週の振り返り

今週のS&P500先物は、前週終値7,519.25から一気に水準を切り上げた。週中に7,820.25の最高値を付け、7,779.75で終了。前週比は+260.50、+3.46%だった。直近高値7,694.75を終値でも上抜けたことで、7月後半の調整レンジから上放れ、短期の上昇トレンドに戻ったと判断できる。

前回の上昇シナリオは、RVWAPを終値で上抜けて支持に変えたあと、7,563.50、7,602前後、6月15日高値7,648.75、直近高値7,694.75へ進むというものだった。今週はこの水準をすべて通過し、7,694.75より上で週を終えた。想定した目標への到達に加えて高値更新まで進んでおり、上昇シナリオは成立した。前回は判断を保留していたRVWAPの上抜けや、出来高の厚い7,460〜7,550台の支持転換も今週の値動きで確かめられた。価格は上昇チャネル内にも戻っている。

週足終値はフィボナッチ127.2%の7,728.25を上回った。金曜の日足安値は7,725.50で、ほぼ同じ水準から7,779.75まで戻している。次週はまず7,728.25が支持として機能するかを見る。ただ、現時点で守ったのは1日だけだ。押し目でも維持できて初めて、支持に変わったと判断したい。

日足はVWAPの上にあり、RVWAPとVWMA75からも大きく離れた。週後半に小さく押した場面でも直近高値7,694.75は割っておらず、ボリンジャーバンド上側に沿う動きが続いている。短期の勢いは強い。過熱感だけで反落を決めつける場面ではないだろう。

週足は白い上昇平行チャネル内へ戻り、そのまま上辺付近から上側へ伸びた。値上がりの角度は急になっている。一方で、出来高は直近数週と比べてはっきり増えたわけではない。価格のブレイク自体は成立しているが、勢いが続くかどうかは7,728.25〜7,694.75を維持できるかで判断したい。

短期調整は終わり、高値も更新した。ただし、ここからさらに伸びるかは別の話になる。今週高値7,820.25を終値で抜ければ上昇継続と見やすくなり、その先は心理的節目8,000、フィボナッチ141.4%の8,027.25が目安になる。

7月の米非農業部門雇用者数は2.3万人減り、5月と6月も合わせて10.3万人下方修正された。雇用統計を受けて米10年債利回りは4.67%から4.64%へ低下し、現物S&P500は8月7日に0.6%上昇して最高値を更新した。金利の低下は株式に追い風だが、雇用減少は今後の景気や利益成長への不安も強める。弱い経済指標だから株高、という単純な見方はしにくい。

次週は8月12日に米CPI、13日にPPIが発表される。Goodシナリオは、インフレが鈍化して追加利上げへの警戒が和らぎ、7,728.25〜7,694.75を足場に最高値を更新する流れ。反対にインフレが再加速すれば、雇用悪化と物価高が同時に意識される。こちらがBadシナリオで、7,694.75を割り、今週のブレイクを試し直す動きには注意したい。

次週のシナリオ

① 上昇する場合

上昇側では、フィボナッチ127.2%の7,728.25と直近高値7,694.75を押し目で守れるかが出発点になる。そのうえで今週高値7,820.25を終値で明確に抜けば、心理的節目8,000、フィボナッチ141.4%の8,027.25へ進む余地が出てくる。

7,820.25を場中に超えても、終値で押し戻されるなら高値圏のレンジ継続と見る。7,728.25付近への押しをこなし、日足VWAPの上でHigher Lowを作れるなら、上昇継続を判断しやすい。

② 下落する場合

下落側は、日足VWAPとフィボナッチ127.2%の7,728.25を終値で割るところから始まる。さらに直近高値7,694.75の下へ戻れば、上放れ後の利益確定が強まったと考えたい。その場合は、水色ゾーン下限の7,648.75、7,602前後、7,563.50が支持候補になる。

7,563.50も割ると、今週上抜けた出来高の厚い7,460〜7,550台に戻り、RVWAPとVWMA75を試す可能性が高まる。

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