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ナスダック100先物、急落後の自律反発

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今週の振り返り

ナスダック100先物は前週比+72.2、+0.26%で引けた。週間では小幅高だったが、前回の週安値28,052.3と6月9日安値28,187.3を下抜けてLower Lowを更新している。週末に反発したものの、高値圏への復帰には至っていない。

前回の下落シナリオでは、28,052.3を明確に割り込むと下落トレンド入りが鮮明になり、VWMA200が位置する26,800台が次の大きなサポートテストになると想定していた。実際には週安値27,060.3まで下落し、VWMA200の手前まで調整したため、下落シナリオはおおむね進行した。一方、VWMA200自体は割り込まず、7月30日に反発したことから、長期支持線を明確に崩す段階までは進まなかった。

前回の上昇シナリオでは、28,000近辺で下げ止まり、28,700〜29,200台にあるRVWAP・VWMA75を終値で回復できるかを最初の確認点としていた。7月30日に反発し、7月31日には高値28,620.9まで戻したが、オレンジ色点線ゾーンの28,600前後に定着できず、終値は28,220.5まで押し戻された。反発の初動は確認できたものの、前回想定した上昇条件には届いていない。

7月31日の高値28,620.9は、前回まで支持として意識されていたフィボナッチ127.2%の28,611.2を一時的に上回った。しかし上抜け幅は小さく、終値では同水準を維持できなかった。終値28,220.5は6月9日安値28,187.3を33.2ポイント上回るだけであり、28,187.3が支持として完全に回復したとはまだ判断しにくい。

同日付のS&P500は前週比+0.96%で、VWMA75とVWAPを上回り、RVWAP付近まで回復している。一方、ナスダック100は前週比+0.26%にとどまり、オレンジ色点線ゾーンとVWMA75の下で引けた。S&P500より戻りの形は相対的に悪く、今回の反発だけで上昇トレンドへ復帰したとは断定しにくい状況である。

整理すると次のとおり。

①直近高値を更新できず、安値は27,060.3まで切り下げてLower Lowを形成した。

②前回29,200台にあった週足RVWAPを回復したことは確認できず、28,600前後のオレンジ色点線ゾーンにも終値で定着できていない。

③4月以降の週足上昇平行チャネル下限を下回り、日足でも6月高値圏から引いた下降トレンドライン群の下側に位置している。チャネルやトレンドラインを回復したことは確認できない。

④フィボナッチ127.2%の28,611.2を終値で回復できず、修正波終了を確認できる高値切り上げもまだ発生していない。

短期間で値幅調整が進み、VWMA200手前から長い下ヒゲを伴って反発した点は下値での買い需要を示している。ただし、VWMA75を回復できず、7月31日の上ヒゲで28,600前後から売り直されたため、現段階では底打ち確認というより急落後の自律反発として捉えたい。

センチメント面では、7月29日のFOMCが政策金利を3.50〜3.75%に据え置いた一方、3人が0.25ポイントの利上げを主張した。声明ではエネルギーを含む供給ショックによってインフレが依然高いと指摘されており、金利上昇への警戒が週中の下落局面と重なった。週末は大型ハイテク決算を支えに反発したが、銘柄ごとの反応は分かれ、原油高と長期金利上昇への警戒も残っている。

来週は8月4日のJOLTS、8月6日の生産性・コスト、8月7日の雇用統計が予定されている。Badシナリオでは、金利・インフレ懸念が再び強まり28,187.3を割ると、今週安値27,060.3からVWMA200の26,800台を再度試す可能性がある。Goodシナリオでは、オレンジ色点線ゾーンを終値で上抜け、VWMA75を回復できれば、29,200〜29,600台の出来高集中帯へ戻す余地が出る。

次週のシナリオ

① 上昇する場合

まずフィボナッチ127.2%の28,611.2を終値で明確に上抜け、押し目でも支持として維持できることが必要になる。続いて28,800台のVWMA75を回復できれば、今週の反発が単なる自律反発から戻り継続へ移る可能性が高まる。

その場合は、前回から上値抵抗として意識されている29,200〜29,600台の出来高集中帯と、6月高値圏から続く右下がりのトレンドラインが次の焦点となる。この帯を突破して定着できれば、29,841.8付近、さらに30,300〜30,650台の過去ピボットへの復帰が視野に入る。上昇トレンドへの復帰を判断するには、VWMA75の上で安値を切り上げる動きまで確認したい。

② 下落する場合

28,611.2とVWMA75で再び上値を抑えられ、6月9日安値28,187.3を終値で割り込む場合は、今週の反発が戻りにとどまった可能性が高まる。その場合は7月31日安値27,959.0、今週安値27,060.3、続いてVWMA200が位置する26,800台を順に確認したい。

VWMA200を明確に割り込む場合は、前回からの下落シナリオが一段進み、2025年から2026年3月あたりまでのレンジ高値 26,254が次の主要支持となる。地政学リスクやエネルギー価格上昇、インフレ懸念、長期金利上昇が重なる場合は値幅が拡大する可能性がある。一方、これらの警戒が後退し、VWMA200を維持して28,611.2を奪回できれば、下落加速を回避する余地が出る。

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