S&P500先物、反発するも週末の上ヒゲを残した下落

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今週の振り返り

今週は前週終値7,691.25から7,722.00まで30.75ポイント(+0.40%)回復した。週中の安値は7,655.00で、水色ゾーンの7,648.75〜7,694.75に入ったものの、下端を割らずに反発した。週足終値はゾーン上に戻り、前週まで続いていた下値試しはいったん止まったと読めるだろう。

前回の上昇シナリオは、水色ゾーンを終値で守り、RVWAPとVWMA75の支えを使って7,728.25を終値で取り戻すことだった。水色ゾーンの防衛とRVWAPを下回らない推移は成立した。一方で週足終値は7,722.00で、7,728.25を終値で上抜けるところまでは届かなかった。上昇シナリオは途中まで進行し、最高値更新に向けた再加速はまだ確認できていない状況だ。

前回の下落シナリオは、7,648.75を日足終値で割り、水色ゾーンへの戻りが失敗した後にRVWAPを終値で下回る展開だった。今週安値7,655.00は7,648.75の上で止まり、RVWAPも終値で下抜けなかった。下落シナリオは成立していない。ただし、ゾーン上端の7,694.75付近で再び終値を保てなくなれば、この判定は変わる。

日足では、価格は週後半にVWAPに沿って持ち直し、8月28日は7,733.75で始まって7,782.50まで買われた。終値は7,722.00で前日比-20.50となり、高値からは60.50ポイント押し戻された。7,782.50への上抜けを終値で維持できず、長めの上ヒゲを伴う陰線となったため、上値では利益確定と売りが出たことを示す。VWAPの上で終え、RVWAPも割っていないため、日足の支持は残るが、上値を抜けたとは扱わない。

マクロ面では、8月26日に公表された7月PCE価格指数は前年比+3.7%、食品・エネルギーを除く指数は+3.3%だった。8月28日のウォーシュFRB議長の講演は、PCEで2%の物価安定を確固たる目標とし、達成には短期金利が主な手段だと改めて示した。同日の現物S&P500は-0.2%で終えた。チャート上の上ヒゲを発言だけの結果と断定はできないが、金利上昇を警戒する値動きと重なった点は次週も確認したい。

次週のシナリオ

次週は9月4日の8月雇用統計が、ウォーシュ発言後の利上げ観測をさらに織り込むかを判断する材料になる。雇用統計の数字そのものより、長期金利と株価が同じ方向に反応するか、その局面で7,694.75〜7,728.25のどちら側に日足終値を置くかを見る。9月15〜16日のFOMCも次の政策判断日として控える。

① 上昇する場合

上昇側では、日足終値で7,694.75の上を維持し、金曜日の高値7,728.25を明確に取り戻したい。これができれば、水色ゾーンでの反発を支持確認の動きとして扱いやすくなる。

次に8月28日の高値7,782.50を終値で上抜け、前回高値7,838.50を越えてその上を保てれば、最高値圏を再び試す流れになる。金利が上がっても価格がこれらの水準を維持するなら、金利上昇への警戒を吸収しているかを評価する。

② 下落する場合

下落側は、7,694.75を日足終値で割り、水色ゾーンの下端7,648.75を終値で下回る形を警戒する。RVWAPも終値で下抜けるなら、今週の反発は戻り売りの範囲だった可能性が高まる。

その場合は、前回レビューで支持候補とした7,602前後を次の確認水準とする。雇用統計後に金利上昇と株価下落が同時に進み、7,648.75を回復できないなら、ウォーシュ発言後の利上げ観測が一段と織り込まれているかを確認したい。反対に、金利上昇があっても水色ゾーンの上で終値を保てるなら、金利だけで弱気を決めない。

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