US10Y 1本の予測線|5.157〜5.342のレンジを入札・CPI・FOMC・雇用統計で往復→11/6に5.21へ

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いまはレンジ(4時間足):上端 5.342/下端 5.157。真ん中 5.203〜5.296 は触らない。日足は上昇トレンド(6/30 4.361→10/1 5.342、2002年4月以来)。

■相場環境
10/2 終値 5.275。10/1 の 5.342 で買い手が入り、10/2 の弱い雇用統計(+2.9万人)で 5.157 まで急落→4時間で全戻し。9/29 以降は 5.157〜5.342 の箱で、1時間足終値の4割が 5.23〜5.24 に滞留=値段が決まっていない。

■なぜ今こう動いているか
9月の +53bp は実質金利 +49bp・期待インフレ +5bp。物価不安の売りではなく、利上げの道筋(12月利上げ 86%・2027年 4.6〜4.7% まで織り込み)と期間プレミアム(1.02%・2025年以降の最高)の売り。原油(WTI 91・Brent 100 超)が総合CPIを押し、仏・伊・日本の国債も同時安(仏10年 4.86・日10年 3.09)。24年ぶりの水準では買い手も出て 5.34 は重い。

■ファンダ
FRB は 9/16 に +25bp(3.75〜4.00%・12対0)。10/28 は「急がない」派が多数で据え置き ≈80%、12/9 に追加1回が本線。コアは落ち着き(コアCPI・コアPCE とも3か月年率 2.0%)、総合は原油で熱い(9月CPI ナウキャスト +0.53%)。雇用は +2.9万人・失業率 4.2%・改定 −6万人=損益分岐ぎりぎり。供給は 10/7 10年 390億ドル・10/8 30年 220億ドルのリオープン、11/4 リファンディング(8月の指針「数四半期は規模据え置き」)。ドル指数 101.9(17か月ぶり高値)。

■テクニカル
4時間足:箱 5.157〜5.342(高さ 18.5bp)。10/2 00:00 の足が押し安値 5.270 を実体で割り(CHoCH)勢いは一度切れたが、下端は割れていない=レンジ。
需要帯 5.154〜5.185(9/25・26 安値×4、10/2 安値、38.2% 戻し 5.182)。箱の外は 5.082〜5.110(9/24 安値・61.8%)→20日線 5.049→最大の帯 4.92〜5.04(9/15〜23 の滞留)。
供給帯 5.300〜5.342。上抜け後は 5.406〜5.426(2002年3〜4月)→5.527(箱の高さ分)。
値幅:日足 ATR 10bp、11/6 までの 1σ ≈ 25〜28bp。

■エリオット(候補・自信は中)
3/2 安値 3.926 から (1) 4.687、(2) 4.361、(3) 5.342((1) の 1.29倍)。いまは (3) の終盤〜(4) の入口。(4) の目安 5.110〜4.967、その後 (5) で 5.40〜5.55。

■重要イベント(JST)
10/8 02:00 10年入札→03:00 FOMC議事要旨/10/9 02:00 30年入札/10/14 21:30 CPI/10/17〜30 ブラックアウト/10/29 03:00 FOMC・03:30 会見・21:30 GDP+PCE/11/3 中間選挙/11/4 22:30 リファンディング/11/6 22:30 雇用統計(11/2 から米国の時刻は1時間遅れ)。

■メインシナリオ(本線 50%)
① 10/3 5.275 中央帯から出発
② 10/8 5.335 10年入札と議事要旨で上端を試す(売りを検討する場所)
③ 10/14 5.190 材料枯れと買い戻しで下端へ(買いを検討する場所)
④ 10/16 5.298 CPI 総合の熱さで上端を再試し、コア 0.2 で 5.34 を抜けず
⑤ 10/28 5.172 ブラックアウトで下端へ(買いを検討する場所)
⑥ 10/30 5.305 FOMC 据え置き+利上げ票+GDP で上端へ(売りを検討する場所)
⑦ 11/6 5.215 雇用統計で 12月は維持、箱の中央へ
別線:上抜け 25%(CPI コア 0.4 以上→5.42〜5.60)、下抜け 25%(コア 0.1 以下・2年 4.70 割れ→5.05〜4.92)。

■無効化
上:日足終値で 5.342 超え(ヒゲ・4時間足だけでは数えない)→レンジ終了、5.406〜5.426→5.527 へ目線を上に戻す。
下:1時間足の実体で 5.157 割れ+次の1時間足で戻さない(東京時間の割れは 16:00 まで保留)→5.08〜5.11→5.049→4.92〜5.04。
中央帯 5.203〜5.296 では何もしない。一時的に抜けても条件を満たさなければレンジ継続。

出典:FRB・米財務省・BLS・BEA・NY連銀・クリーブランド連銀・CFTC・CME先物(自前計算)・Reuters・Bloomberg・TradingView。計画の文章で、売買の勧誘ではありません。

▶ 公開後の確かめ方:チャート中央の再生ボタン(新しいバーを読み込む)を押すと、この投稿より後の実際のローソク足が右側へ読み込まれ、黄色い予測線と見比べられます。
Nota
【訂正と補足】10月4日(日本時間)

いまはレンジ(4時間足):上端 5.342/下端 5.157。上端で売りを検討、下端で買いを検討、真ん中 5.203〜5.296 は触らない。
(日付と時刻はすべて日本時間です)

■確率の訂正
「本線 50%・上抜け 25%・下抜け 25%」は計算の裏付けがありませんでした。2020年11月以降の米10年の日足で、今と同じ位置の箱(上の端まで 6.7bp・下の端まで 11.8bp。1bp=0.01%)を調べると、11/6 までと同じ24営業日(市場が開く日)、日足の終値で一度も箱を抜けなかった例は約1〜3%、24営業日後に箱の中にいた例は約3割(26〜37%)でした。
11/6 までに箱を上か下へ抜ける方が起きやすい、と読み替えてください。黄色の予測線は「箱の中で往復した場合の道筋の1例」で、題の「11/6に5.21へ」(終点 5.215%)も確率は高くありません。
箱を抜けたと数える決まりは本文の■無効化のまま変えません(上は日足の終値で 5.342 超え。下は1時間足の実体=ローソクの太い部分で 5.157 割れ+次の1本でも戻らない)。

■画像の目盛りのずれ
最初の画像は、右の目盛りが線やローソクとずれています(例:現在値 5.275 が目盛りでは 5.24 付近、上端 5.342 が 5.32 付近、下端 5.157 が 5.09 付近、終点 5.215 が 5.16 付近)。正しい値は線と吹き出しの数字です。終点の吹き出しは右端で最後の数字が切れていますが 5.215% です。

■番号の対応
画像の吹き出しの番号は本文より1つ少なく、画像の①〜⑥が本文の②〜⑦と同じ点です(日付と値段も同じ。本文①は出発点の 10/3 5.275)。

■期間プレミアム(長い期間お金を貸す分の上乗せ)の出典
1.02% は NY連銀(ニューヨーク連邦準備銀行)の値ではなく、FRB(米国の中央銀行の本部)の計算(Kim-Wright モデル)の値でした。2025年以降の最高は、この計算では 1.03%、NY連銀の計算(ACM モデル)では 0.90% です。高い所にある、という読みは変わりません。

■エリオット(波の数え方)
数え方を1つにします。(3) は 10/1 の 5.342 で終わった候補(まだ決まりではない)で、いまは (4) の途中と読みます。(4) の目安 5.110〜4.967 は下端 5.157 より下で、そこまで深ければ本文の「下抜け」の道です。黄色の予測線は、(4) が箱の中の横ばいで浅く終わる場合の形です。(1)(3.926→4.687)は4時間足で3つの動き(上げ・下げ・上げ)にしか分かれないため、自信は「中」から「低〜中」に下げます。

■ファンダ(経済の材料)の段の日付を日本時間に
・「FRB は 9/16 に +25bp」→ 日本時間 9/17 03:00 の発表
・「10/28 は『急がない』派が多数で据え置き ≈80%」→ 日本時間 10/29 03:00 の FOMC(米国の金利を決める会合)。80% は市場の見込み(LSEG の集計)で、「急がない」人が多数だと確かめた数字ではありません
・「12/9 に追加1回」→ 日本時間 12/10 04:00 の FOMC
・「10/7 10年 390億ドル・10/8 30年 220億ドル」→ 日本時間 10/8 02:00・10/9 02:00 の入札
重要イベントの段は正しい日本時間です。

■「売り」「買い」の向き
このチャートは利回り(%)です。上端での「売りを検討」は利回りが下がる向き(債券の値段は上がる=債券では買い)、下端での「買いを検討」は利回りが上がる向き(債券では売り)です。本文の「10/1 の 5.342 で買い手が入り」は債券の買い手(利回りは低下)のことです。

■小さな直し
・本文③ 10/14 5.190 は買いを検討する帯 5.154〜5.185 の少し上、本文④ 10/16 5.298 は売りを検討する帯 5.300〜5.342 の少し下です。「下端へ」「上端を再試し」は「下端の手前まで」「上端の手前まで」と読み替えてください(帯に入るまでは検討しません)。
・「ドル指数 101.9(17か月ぶり高値)」→ 101.9 は高値ではなく終値で、2025年4月以来の高値はその1日前の 102.2 です。
・下の判定線 5.157 は買いを検討する帯 5.154〜5.185 の中にありますが、帯の中でも上の決まりで「下抜け」と数えます。

見立ての線(値段と日付)は変えていません。次に出すのは 状況が変わった時(箱を抜けた・無効化に触れた・大きな材料が出た)だけです。
Nota
途中経過(10/17)
10/7に5.365まで上げたが、日足の終値は5.286で、上の無効化(日足の終値で5.342超え)にはならなかった。そこから下げ、10/15 9時の1時間足でレンジの下端5.157を割り、そのあと一度も戻していない。10/15の安値は5.039。下に抜けた時の目標5.08〜5.11と5.049はもう届いた。金曜の終値は5.081。
見立て:レンジは下に抜けた。元の予測線(⑤10/28に5.172)は一つ下の段に移ったと読む。
目線:下(5.157を日足の終値で取り返したらレンジに戻ったと見る)
次の目安:4.92〜5.04
上の条件:5.157を日足の終値で取り返す → 5.203 → 5.296
FOMC(10/28)の結果が一番の分かれ目。金利が下がるとドルも下がりやすく、ゴールドには追い風。
この先の日程:10/17〜10/29はFRBのブラックアウト(FRBの人の発言が止まる)→10/28 FOMC(日本時間10/29 3:00)→10/29 ECB→10/30 日銀→11/3 米中間選挙→11/6 雇用統計。発言が止まる間は指標と金利で動きやすく、FOMCの前は値が詰まりやすい。
syot kilat

Penafian

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