三菱重工(7011)上がっても売られるのはモルガンの空売り?残高と信用需給から確認

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三菱重工が上昇した後に失速すると、「モルガンが空売りしているからでは?」と気になる方もいると思います。

結論から言うと、モルガン・スタンレーMUFG証券の空売り残高は確認できます。ただし、それだけで上昇後の下落を説明することはできません。

■ 空売り残高はある。ただし直近は減少

空売り情報の集計サイトでは、次の残高が掲載されています。

・9月7日:24,502,506株、発行済株式数の0.72%
・10月2日:23,559,474株、同0.69%

10月2日の残高は、前回開示から943,032株減少しています。

ここは大切です。
「空売り残高を持っていること」と「今も売り増していること」は別です。

残高が減った期間にも株価が弱ければ、ほかの投資家の売りや、買い手の不足も考える必要があります。

なお、ここでいうモルガンは「モルガン・スタンレーMUFG証券」です。「JPモルガン証券」とは別会社です。

■ 信用買いの戻り売りも確認したい

10月2日時点の信用買い残は20,223,400株、信用売り残は998,900株。信用倍率は20.25倍です。

信用買いが多いと、株価が戻った際に「損を減らして手仕舞いたい」という売りが出る可能性があります。これは需給からの推論であり、実際の売り手を特定したものではありません。

一方、信用買い残は9月11日の23,397,800株から減少しています。買い残の整理が進んでいる点も見落とせません。

信用倍率の高さだけで、今後の下落を決めつけることはできません。また、この信用売り残と機関の空売り残高は集計範囲が異なります。

■ チャートでは「誰が売ったか」より売りを吸収できるかを見る

今後は次の3点を確認します。

① 上昇後に失速した日の出来高
上ヒゲを伴って出来高が増え、翌日も高値を回復できなければ、上値の売り圧力を警戒します。ただし、ローソク足から売り手の名前は分かりません。

② 押し目の出来高と直近安値
下落時の出来高が細り、安値を切り上げるか。反対に、出来高を伴って直近安値を割るなら、需給悪化を疑います。

③ 川崎重工・IHIとの比較
3社が同時に下落するなら、防衛関連全体の資金移動を確認します。三菱重工だけが弱いなら、個別材料や需給をさらに調べます。

■ 「モルガン説」を見直す条件

空売り残高が減っているのに下落が続く場合、モルガンだけを主因とする説明は弱くなります。

逆に、残高増加と出来高を伴う下落が重なるなら、空売りが売り圧力の一部になった可能性はあります。ただし、同時に起きたことだけで因果関係までは確定できません。

現在の判断は、
「機関の空売りは需給要因の一つ。信用買いの戻り売りや業種全体の動きも合わせて見る」
です。

空売り残高は、その日の売買量ではありません。取引の時間帯や目的も分からないため、「意図的に株価を押さえている」とまでは判断できません。

確認日:2026年10月7日
株価の当日終値は未確定です。

出所:
・JPX「空売りの残高に関する情報」
jpx.co.jp/markets/public/short-selling/index.html
・投資の森「三菱重工業 空売り」
nikkeiyosoku.com/stock/short/7011/
・Yahoo!ファイナンス「三菱重工業 信用残時系列」
finance.yahoo.co.jp/quote/7011.T/history?styl=margin

空売りの個別数値は集計サイト掲載値です。今回、JPX原票との直接照合まではできていません。JPXの公表は原則として残高割合0.5%以上が対象で、公表情報だけでは全機関の売買を把握できません。

本投稿は需給の確認手順を共有するもので、売買を推奨するものではありません。

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