【moomoo証券】IBM、量子コンピュータ期待で急騰後に調整:チャートが示す次の展開とはIBM NYSE:IBM は、米国政府による量子コンピューティング支援策を背景に、わずか数週間で50%超上昇し過去最高値を更新しました。しかし、その後は利益確定売りなどから約15%調整しています。
今回は、 NYSE:IBM のファンダメンタルズとテクニカルの両面から、今後の展開を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
NYSE:IBM は5月21日、単日で12.4%上昇。背景には、米商務省が量子コンピューティングの国内サプライチェーン構築を支援するため、米企業9社に総額20億ドル超のインセンティブを提供すると発表したことがあります。
量子コンピュータは、量子力学の原理を利用することで、従来型コンピュータを大きく上回る計算能力を実現すると期待される次世代技術です。
このプログラムにおいて、IBMには総額10億ドルの支援が予定されています。資金は、2022年に成立したCHIPS・科学法に基づく予算から拠出される予定です。
NYSE:IBM はこれに加え、自社でも10億ドルを投資し、米国初となる量子コンピューティング専用半導体ファウンドリー「Anderon」の立ち上げを計画しています。
また、商務省は以下の量子コンピューティング関連企業にも最大3億7,500万ドルの支援を行う方針です。D-Wave Quantum NYSE:QBTS 、Rigetti Computing NASDAQ:RGTI 、Quantinuum NASDAQ:QNT 、Infleqtion NYSE:INFQ 、GlobalFoundries NASDAQ:GFS 。
さらにIBMは、今後5年間で100億ドルを投じ、量子コンピューティング事業を拡大する計画も発表しています。これまでに90以上の量子システムを展開しており、業界のリーダーとしての地位強化を目指しています。
加えて、子会社のRed Hatと共同で、「Project Lightwell」を発表しました。50億ドルを投じ、オープンソースソフトウェア向けの新たなAIプラットフォーム基盤を構築する計画で、2万人超のエンジニアが参画するとされています。
■テクニカル分析
過去6カ月のチャートを見ると、冬場の急落後、およそ3カ月間にわたり「レクタングル(ボックス相場)」を形成していました。
このパターンの上限は約258ドルで、重要なピボット(節目)として機能していました。
その後、量子コンピューティング関連の材料を受けて株価は上放れし、
21日指数平滑移動平均線(EMA)
50日単純移動平均線(SMA)
200日SMA
をすべて上回る水準まで上昇しました。
こうした動きは、機関投資家やスイングトレーダーの資金流入を促しやすい環境といえます。
その他のテクニカル指標を見ると、
RSI:過熱圏からは低下したものの、依然として強い状態
MACD:強い上昇モメンタムを維持
9日EMAヒストグラム:プラス圏
12日EMAが26日EMAを上回る状態を維持となっており、全体としては強気のシグナルが優勢です。
■カップ・ウィズ・ハンドル形成の可能性も
レクタングルパターンを除いてチャートを見ると、IBM株はやや左右非対称ながら「カップ・ウィズ・ハンドル」を形成しているようにも見えます。
カップ・ウィズ・ハンドルは、一般的に強気継続パターンとして知られており、上昇トレンドが継続する可能性を示唆します。
現時点ではまだ形成途中とみられますが、今後の値動き次第ではテクニカル面でさらに注目される可能性があります。
■総括
NYSE:IBM は、米政府による量子コンピューティング支援策や大規模投資計画を背景に、市場から再評価されつつあります。
短期的には急騰後の調整局面にありますが、テクニカル面では主要移動平均線の回復やMACDの改善など、ポジティブなシグナルが維持されています。
今後は、量子コンピューティング関連事業の進展に加え、カップ・ウィズ・ハンドルの完成や上値ブレイクの有無が、株価の方向性を左右する重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、IBM株のロングポジションを保有していました。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】マイクロン(MU)マイクロン株、過去最高値更新後に調整:急騰後のチャートが示す現在地マイクロン・テクノロジー NASDAQ:MU は、過去12カ月で約1,000%上昇し、6月初週には取引時間中の過去最高値を更新しました。しかし4日(木)には約6%下落しています。
本稿では、マイクロンのファンダメンタルズとテクニカルの両面から、今後の展開を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
マイクロン NASDAQ:MU は4日(木)、ブロードコム NASDAQ:AVGO の決算が市場に十分評価されなかったことを受け、 NASDAQ:AVGO の下落に連れ安する形で売られました。
もっとも、それ以前には強い買い材料がありました。5月26日には、UBSのアナリストであるTimothy Arcuri氏が、 NASDAQ:MU の目標株価を従来の535ドルから1,625ドルへ大幅に引き上げ、投資判断「買い」を据え置いたことを受け、株価は1日で約20%上昇しました。
Arcuri氏はリサーチノートで、同社が長期のメモリー供給契約から恩恵を受ける可能性があると指摘しています。こうした契約により、メモリー・ストレージ業界における価格や需要の見通しがより明確になる可能性があるためです。
同氏は、AI主導の構造変化によってメモリー・ストレージ市場の持続性や安定性が高まれば、2029年にかけて NASDAQ:MU の利益とフリーキャッシュフローが大幅に拡大する可能性があるとみています。
もちろんリスクもあります。AI需要の普及が想定より遅れる可能性や、大規模な設備投資負担などが逆風となる可能性があります。
それでも、Arcuri氏による大幅な目標株価引き上げは株価を強く押し上げました。5月26日に19.3%上昇し、7営業日では合計45%上昇。水曜日には取引時間中に1,089.29ドルの過去最高値を付けました。
同氏の目標株価は、TipRanksが集計する30人のアナリストによる平均目標株価860.24ドルを大きく上回っています。
ただし、TipRanksではArcuri氏を5つ星中5つ星と評価しているだけでなく、同サービスが追跡する12,268人のアナリストの中で第2位にランク付けしています。過去2年間の成功率は約86%、平均リターンは99.4%とされています。
また、Arcuri氏の目標株価引き上げ以降、TipRanksで5つ星と評価されている他の9人のセルサイドアナリストも、マイクロン株について「買い」またはそれに相当する投資判断を新たに付与、もしくは据え置いています。そのうち7人は、目標株価を数百ドル単位で引き上げています。
■テクニカル分析
年初来のチャートを見ると、 NASDAQ:MU は長期の上昇トレンドを維持しています。
この上昇トレンドの中で、2026年1月中旬から4月下旬にかけては、一定の値幅内で推移する「フラットベース」を形成していました。
フラットベースとは、株価が大きく上下せず、方向感に乏しい状態を指します。ただし、 NASDAQ:MU の場合、この期間も約350ドルから500ドルの範囲で推移しており、値幅自体は決して小さくありませんでした。その後、4月下旬にこのフラットベースを上抜けし、それ以降はおおむね上昇基調を維持しています。
また、2026年に入ってから同株は以下の主要移動平均線を大きく上回って推移しています。
21日指数平滑移動平均線(EMA)
50日単純移動平均線(SMA)
200日SMA
これにより、機関投資家やスイングトレーダーが年初来を通じて同株にとどまりやすい環境が続いていたと考えられます。その他のテクニカル指標では、RSIが非常に強く、再び極端な過熱圏に入っています。
一方で、MACDはArcuri氏の目標株価引き上げ以降、再び強気の形状に戻っています。具体的には、9日EMAヒストグラムが明確にプラス圏へ戻っており、これはポジティブなシグナルです。
さらに、12日EMAが26日EMAを再び上抜けており、これも強気シグナルといえます。
■総括
NASDAQ:MU は、AI需要拡大への期待やアナリストの大幅な目標株価引き上げを背景に、短期間で大きく上昇しました。足元では急騰後の利益確定売りや半導体株全体の連れ安も見られますが、テクニカル面では上昇トレンドが維持されています。
一方で、RSIは極端な過熱圏にあり、短期的な調整リスクには注意が必要です。今後は、主要移動平均線を維持できるか、またAI関連需要が実際の業績拡大につながるかが、株価の方向性を見極めるうえで重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、MU株のロングポジションを保有していました。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】テスラ(TSLA)12月高値から15%超下落 :好決算後も戻りは限定的、チャートが示す現在地テスラ NASDAQ:TSLA は、12月に過去最高値を付けて以降、15%超下落しています。直近四半期では売上高・利益ともに市場予想を上回ったものの、株価はなお上値の重い展開が続いています。
本稿では、テスラのファンダメンタルズとテクニカルの両面から、現在の状況を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
NASDAQ:TSLA は4月22日に2026年度第1四半期決算を発表しました。
調整後1株当たり利益(EPS)は0.41ドル、売上高は224億ドル。売上高・利益はいずれもアナリスト予想を上回り、売上高は前年同期比15.8%増、調整後EPSは2025年第1四半期比で51.9%増となりました。
また、粗利益は前年同期比50%増の47.2億ドルとなり、粗利益率は478ベーシスポイント改善して21.1%。営業利益は136%増の9.41億ドル、フリーキャッシュフローは117%増の14.4億ドルと大きく伸びています。
株価が苦戦していた局面において、今回の決算は非常に良好な内容だったといえます。
実際、決算発表直前の終値から見ると、株価は約8.5%反発しています。ただし、それでも年初来では約6%下落しており、プラス圏への浮上には至っていません。
■テクニカル分析
過去約9カ月のチャートを見ると、テスラ株は昨年秋に弱気の反転パターンである「ダブルトップ」を形成しました。このパターンは当初有効に機能し、株価は11月下旬まで下落しました。
その後、12月には過去最高値を付けましたが、そこからは下向きのトレンドに入りました。
一方で、3月から5月にかけては、強気の反転パターンである「逆ヘッド・アンド・ショルダー」のような形状を形成しました。テスラ株はいったんこのパターンを上抜けましたが、その後は勢いを失っています。
この点だけを見れば、全体としてはなお強気の形状とみることもできます。しかし、チャートの右端では新たな「ダブルトップ」が形成されつつある可能性もあります。
弱気パターンが有効となる場合、下値のピボットは394ドル付近とみられます。なお、テスラ株は火曜日朝時点で421ドル付近で取引されていました。
足元では、テスラ株は以下の移動平均線付近で下値支持を探る展開となっています。
200日単純移動平均線(SMA)
21日指数平滑移動平均線(EMA)
この2つの水準は重要です。200日SMAを下回ると、一部の機関投資家がロングポジションの縮小を検討する可能性があります。また、21日EMAを失うと、スイングトレーダーの買い意欲が後退するリスクがあります。
仮にこの2つの移動平均線を下回った場合、次の下値支持として意識されるのは50日SMAです。この水準で、機関投資家が改めて買い支えるかどうかが焦点となります。その他の指標を見ると、RSIは底堅く、中立ライン付近で下支えされています。
一方で、MACDはやや厳しい状態です。9日EMAヒストグラムはゼロラインを下回っており、短期的には弱気シグナルを示しています。
また、12日EMAは26日EMAを下回っており、これも弱気シグナルです。ただし、両ラインはまだプラス圏にあるため、弱気シグナルの強さはやや限定的とみることもできます。
■総括
NASDAQ:TSLA は直近決算で市場予想を上回る好内容を示しましたが、株価は年初来でなおマイナス圏にあります。
テクニカル面では、逆ヘッド・アンド・ショルダーによる強気の見方が残る一方、足元では新たなダブルトップ形成の可能性もあり、方向感はやや不透明です。
今後は、200日SMAと21日EMAを維持できるか、また394ドル付近の下値を意識する展開になるかが、短期的な焦点となりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、TSLA株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】オクロ(OKLO)は再始動か、再び失速か:次世代原子力企業のチャートとファンダメンタルズを検証次世代原子力発電企業のオクロ NYSE:OKLO (OKLO)は、2024年5月の上場から2025年10月の過去最高値までに約1,800%上昇しました。しかし、その後約5カ月半で75%超下落し、3月30日の安値からは再び約50%反発しています。
今回は、同社のファンダメンタルズとテクニカルの両面から今後の展開を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
NYSE:OKLO は、小型モジュール炉(SMR)の開発を進めており、大規模かつ安定的でクリーンな電力供給の実現を目指しています。
同社の構想は、将来的に重要同位体の供給網を構築し、使用済み核燃料を再利用してクリーンエネルギーへ転換することにあります。
現時点では本格的な売上高はまだ限定的ですが、2024年にSPAC(特別買収目的会社)との合併を通じて上場して以降、その成長ポテンシャルに投資家の注目が集まっています。
近年、次世代原子力関連銘柄への関心が高まっている背景には、AI向けデータセンターの電力需要拡大があります。
実際に、 NASDAQ:GOOGL 、 NASDAQ:AMZN 、 NASDAQ:META 、 NASDAQ:MSFT といった大手テクノロジー企業は、原子力発電分野への投資や提携を進めています。
同社もその流れの恩恵を受けています。同社は、 NASDAQ:META 向けデータセンターに電力を供給するため、米オハイオ州パイク郡で1.2ギガワット規模の発電施設建設準備を年内に開始する計画です。
また、5月26日には、米国エネルギー省が余剰プルトニウムを先進炉向け燃料へ転換するプログラムにおいて、 NYSE:OKLO を優先交渉先として選定したことが材料視されました。
さらに5月には、Idaho National Laboratoryとの戦略的提携も発表しています。同研究所のAIプラットフォーム「Prometheus」を活用し、同社の「Pluto」炉の設計開発を加速させる計画です。
■テクニカル分析
SPAC上場時の約10ドルから急騰し、その後も大きな値動きを繰り返してきました。
上場後約17カ月で1,838%上昇し、2025年10月には193.84ドルの高値を付けましたが、その後は2026年3月30日に44.88ドルまで下落しました。
もっとも、チャート上ではこうした値動きも一定のパターンに沿って推移しているように見えます。
まず昨年秋には、ヘッド・アンド・ショルダー型の弱気反転パターンを形成し、その後の大幅下落につながりました。
その後、冬から春にかけては「フォーリングウェッジ(下降ウェッジ)」と呼ばれる強気反転パターンを形成し、4月の反発局面につながっています。
しかし、その上昇は「ダブルトップ」を形成し、再び下落に転じました。ただし今回の下落は比較的限定的なものにとどまっています。
足元では再度反発を試しており、
50日単純移動平均線(SMA)
21日指数平滑移動平均線(EMA)
を回復しています。
こうした動きは、機関投資家やスイングトレーダーの買い意欲を後押しする可能性があります。
一方で、上値の重要な節目として意識されるのが200日SMAです。現在は約86ドル付近に位置しており、直近終値66.88ドルを大きく上回っています。
その他の指標を見ると、
RSI:中立圏付近
MACD:依然として弱気寄り
となっています。
ただし、MACDは強気転換が近づいているようにも見えます。
9日EMAヒストグラムはほぼゼロ付近まで改善しており、12日EMAも26日EMAに接近しています。
もし12日EMAが26日EMAを上抜ければ、テクニカル上の強気シグナルとなります。現時点では、この動きが今後の注目ポイントの一つといえるでしょう。
■総括
NYSE:OKLO は売上面ではまだ発展途上にあるものの、AI向けデータセンター需要の拡大や原子力発電への関心の高まりを背景に、市場から高い期待を集めています。
株価は大きな調整を経た後、反発基調を見せていますが、200日移動平均線付近には重要な上値抵抗が控えています。
今後は、原子力関連プロジェクトの進展に加え、MACDの強気転換や200日移動平均線の突破が実現するかどうかが、株価の方向性を見極めるうえで重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、OKLO株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
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【moomoo証券】マイクロソフト、2024年水準まで下落―2つのチャートが示す現在地マイクロソフト NASDAQ:MSFT は昨年7月に過去最高値を付けましたが、足元では年初来で約14%下落し、2024年2月以来の水準まで戻しています。今回は、「マグニフィセント・セブン」の一角である同社のファンダメンタルズとチャートを確認します。
■ファンダメンタルズ分析
マイクロソフト NASDAQ:MSFT は4月29日の引け後に四半期決算を発表しました。3月31日に終了した同社の2026会計年度第3四半期は、1株当たり利益(EPS)が4.27ドル、売上高が829億ドルとなりました。
いずれも市場予想を大きく上回り、EPSは前年同期比23.4%増、売上高は同18.3%増となりました。
クラウド関連収益も好調でした。Microsoft Cloud関連収益は前年同期比29%増、Intelligent Cloud部門の売上高は30%増、Azureの売上高は40%増となっています。
経営陣は、今四半期もAzureの成長率が40%になるとの見通しを示しました。クラウドおよびAI関連の顧客需要が引き続き供給を上回っているためです。なお、アナリストは今四半期のAzure成長率を37%程度と見込んでいました。
ただし、好決算と市場予想を上回るガイダンスにもかかわらず、マイクロソフト NASDAQ:MSFT は4月29日の決算発表直前の終値から、その後約3週間で約1.4%下落しています。
では、チャートはその背景をどのように示しているのでしょうか。
■テクニカル分析
過去約11カ月のチャートを見ると、相反する方向を示す2つのテクニカルパターンがせめぎ合っているように見えます。
まず、昨年7月から11月にかけて形成されたダブルトップは、弱気の反転パターンとして機能しました。その後、株価は軟調に推移しています。
一方で、その後の株価は50日単純移動平均線(SMA)と21日指数平滑移動平均線(EMA)を回復しました。
ただし、21日EMAを安定して維持できているわけではありません。この点は、プロの運用者が同株を一定程度評価している一方で、スイングトレーダーの一部は長期保有ではなく、短期売買を繰り返している可能性を示唆しています。
また、4月以降には、再びダブルトップのような形状も確認されます。これは弱気のシグナルです。
実際、同株は10月から3月下旬までの下落に対する38.2%のフィボナッチ・リトレースメント水準で強い上値抵抗に直面しています。通常であれば、これも弱気のテクニカルサインといえます。
一方で、RSIは比較的しっかりしており、過熱圏にはまだ達していません。
MACDはやや方向感に欠ける状態です。9日EMAヒストグラムはゼロライン付近にあり、中立的なシグナルといえます。
ただし、12日EMAと26日EMAはいずれもゼロラインを上回っており、この点はテクニカル面でポジティブです。
一方で、12日EMAは26日EMAをわずかに下回っており、これは弱気シグナルです。もっとも、12日EMAが26日EMAを上抜ければ、強気シグナルに転じる可能性があります。
■もう1つの見方
一方で、同じチャートには別の解釈もあります。
4月以降の形状は、ダブルトップではなく、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして捉えることもできます。
この場合、約433ドルが潜在的な基準値となります。逆ヘッド・アンド・ショルダーは明確な強気パターンとされており、この形が有効であれば、アナリストがマイクロソフトの目標株価を引き上げる材料にもなり得ます。
■総括
マイクロソフト NASDAQ:MSFT は好決算と強いクラウド需要を示したにもかかわらず、株価は2024年水準まで戻しており、上値の重さが意識されています。
テクニカル面では、ダブルトップやフィボナッチ水準での上値抵抗といった弱気材料がある一方、逆ヘッド・アンド・ショルダーとして解釈できる強気の形状も見られます。
今後は、433ドル付近のピボットを明確に突破できるかが、株価の方向性を見極めるうえで重要なポイントとなりそうです。
(本稿執筆時点において、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるStephen “Sarge” Guilfoyle氏は、MSFT株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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決算発表を前に最高値を更新したNVDA、現在のチャートを分析エヌビディア( NASDAQ:NVDA )は今週、第1四半期(2〜4月期)決算の発表を予定しています。この精鋭半導体設計メーカーであり「AIの王者」とも呼ばれる同社の株価は、直近で過去最高値を更新しており、2026年3月に付けた安値からは約40%も上昇しています。ここで、同社のファンダメンタルズ(業績面)とテクニカル(値動き・チャート面)の両面をチェックしてみましょう。
エヌビディアのファンダメンタルズ分析
NVDAの株価は、2025年10月の高値から2026年3月の安値にかけて20%以上下落していましたが、3月後半から反発に転じ、5月14日には取引時間中の最高値となる236.54ドルを記録しました。
この最高値更新は、 エヌビディア( NASDAQ:NVDA )が水曜日の取引終了後に四半期決算の発表を控える中で起きました。現在、市場(ウォール街)の予測では、調整後の一株当たり利益(EPS)が1.78ドル、売上高は約790億ドルと見込まれています。
もしこの数字が実現すれば、調整後EPSは前年同期比で119.8%のプラス、売上高は前年同期比で78%以上の成長を記録することになります。
私が把握しているエヌビディア( NASDAQ:NVDA )をカバーするセルサイド(証券会社など)のアナリスト38人のうち、今四半期が始まって以降、実に対象の33人が業績予想を上方修正しており、下方修正したのはわずか1人です(4人は据え置き)。
実際、TipRanks(アナリスト評価サイト)で最高ランクの「5つ星」を獲得しているトップアナリスト3人も、先週相次いで同社に対してポジティブな見解を示しました。
サスケハナ(Susquehanna)のクリストファー・ローランド氏は目標株価を315ドルに、ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)のアーロン・レイカーズ氏は275ドルにそれぞれ引き上げ、シティグループ(Citigroup)のアティフ・マリク氏は300ドルの目標株価を据え置きました。(なお、火曜午前の時点でエヌビディアは219ドル前後で取引されていました。)
これら3名のアナリストは全員、同社株の投資判断を「買い(Buy)」で継続しています。
エヌビディアのテクニカル分析
次に、昨年10月のピークから5月12日午後に至るまでのエヌビディア( NASDAQ:NVDA )のチャートを見てみましょう。
チャートを見ると、昨年10月下旬の高値以降、エヌビディア( NASDAQ:NVDA )の株価には強気の反転シグナルである「下降ウェッジ(falling-wedge)」パターン(上のチャートでベージュの網掛けがされている部分)が形成されていたことが分かります。
しかし、株価は決算発表を前にこのパターンを上抜け(ブレイクアウト)しました。3月下旬以降、エヌビディアは21日移動平均線(EMA、緑の線)、50日移動平均線(SMA、青の線)、そして200日移動平均線(SMA、赤の線)を次々と上回って推移しています。
これらの主要な移動平均線を奪還したことで、機関投資家(ポートフォリオマネージャー)やスイングトレーダーたちの買いに火がついたと考えられます。21日線が明確な下値支持(サポート)として機能する中、4月27日に付けた高値217ドルが明確な「ピボット(転換点)」となり、現在のさらなる上昇トレンドを呼び込むきっかけとなりました。
その他のテクニカル指標に目を向けると、チャート上部にグレーの線で示されているRSI(相対力指数)はポジティブな形を維持していますが、現時点ではまだ「買われすぎ(過熱)」の領域には入っていません。
一方、チャート下部に青い棒グラフ、黒い線、ゴールドの線で示されている日足のMACD(移動平均収束拡散手法)は、非常に強気な姿勢を示しています。
9日EMAのヒストグラム(青い棒グラフ)はゼロを上回る水準に戻り、12日EMA(黒い線)は26日EMA(ゴールドの線)をゴールデンクロス(上に突き抜ける動き)しています。また、これら両方の線がゼロ水準を大きく上回っています。これらはすべて、短期〜中期的な強気シグナルです。
(※この記事の執筆時点で、Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイル氏はNVDAのポジションを保有していません)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】好決算で上昇したDisney株、事前チャートを検証※本記事は2026年5月5日に公開された記事の翻訳版です。
ディズニー NYSE:DIS は水曜日の取引終了後に第2四半期決算を公開する予定です。
市場予想では、このエンターテインメントおよびテーマパークの巨人が、調整後EPS(1株当たり利益)1.50ドル、売上高は約248.5億ドルを報告すると見ています。これらの数値が実現すれば、前年同期の調整後EPS(1.45ドル)から3.4%増、売上高は前年比約5%の増収となります。
今回の決算説明会は、3月中旬にボブ・アイガー氏の後を継いで就任したジョシュ・ダマロ新CEOにとって、舵取りを任されてから初めての場となります。
アイガー氏は、少なくとも2026年内は取締役として残る予定ですが、彼は2005年から2020年まで同社を率いた後、2022年に引退を撤回して2度目のCEO就任を果たしました。しかし、その2期目は以前ほど成功したとは言えませんでした。
実際、ディズニー NYSE:DIS の株価(必ずしもビジネスそのものではありませんが)は、パンデミックとその後の混乱から本当の意味で回復したことはないという指摘もあります。
特筆すべきは、同社をカバーするアナリスト21名のうち、今期開始後に収益予想を下方修正したのは18名にのぼり、上方修正した者は一人もいない(3名は据え置き)という点です。
ディズニーのテクニカル分析
次に、昨年12月から4月30日(木)午後までのチャートを見てみましょう。
まず、1月から3月後半にかけて株価が下落し、強気の反転パターンである「フォーリング・ウェッジ(下降楔形)」(チャート中央のピンクの網掛け部分)を形成したことがわかります。
株価はこのパターンを上抜けして上昇し、4月中旬にピークを迎えて「フラッグポール(旗竿)」と呼ばれる形(チャート右側の黒い斜線)を形成しました。
この上昇局面で、ディズニー NYSE:DIS は50日単純移動平均線(SMA:青線)と21日指数平滑移動平均線(EMA:緑線)を奪還しました。
しかし、それ以降は横ばいから軟調な動きとなっています。これにより50日SMAと21日EMAの支持線としての強さが試されていますが、今のところ決定的に割り込んではいません。
現在、チャートの右側では緑色のボックスで示した「ブルフラッグ(強気フラッグ)」の可能性が出てきています。これはトレンド継続(この場合は強気継続)を示唆するパターンです。
現在のディズニー NYSE:DIS のピボット(転換点)は、200日単純移動平均線(SMA:109.70ドル付近の赤線)にあると考えられます。
他のテクニカル指標を見ると、チャート上部の相対力指数(RSI:グレーの線)は中立よりは強いものの、テクニカル上の「買われすぎ」には程遠い状態です。
一方で、チャート下部のMACD(青い棒グラフ、黒と金の線)はやや不安定です。
9日EMAのヒストグラム(青い棒)はゼロライン付近を推移しており、特に強気とは言えません。
12日EMA(黒)と26日EMA(金)はプラス圏にあるため強気ではありますが、2本の線が重なり合っています。金の線が上に来れば弱気シグナルとなり、逆に黒い線が金の線を上抜ければ強気シグナルとなります。
結論として、ディズニー NYSE:DIS は現在、強弱入り混じった混合シグナルを発しています。
決算に向けての鍵は、50日SMA(チャート上では110ドル付近、対して月曜終値は101.31ドル)を維持できるかどうかでしょう。
このラインを維持できれば、機関投資家などのポートフォリオマネージャーは、水曜日の報告を前にディズニー株を持ち続ける可能性が高いと考えられます。
(※執筆時点で、Moomoo Technologies Inc. のマーケットコメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイル氏はDISのポジションを保有していません。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3335号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人資産運用業協会
【moomoo証券】AMD急騰前、チャートは何を示していた?決算前の値動きを振り返る※本記事は2026年5月5日に米国で公開された記事の翻訳版です。
半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ NASDAQ:AMD は、年初来60%超、過去12ヶ月で260%超という驚異的な上昇を見せ、史上最高値を更新したばかりのタイミングで今週の決算発表を迎えます。ファンダメンタルズとテクニカルの両面から分析してみましょう。
AMDのファンダメンタルズ分析
NASDAQ:AMD は5月5日(火)の取引終了後に第1四半期決算を発表予定です(お祝いする方にとっては「シンコ・デ・マヨ」の日ですね)。
余談ですが、リサ・スーCEOと筆者は、ニューヨーク市クイーンズの同じ地域で同時期に育ちました。彼女の方が数歳若かったため面識はありませんでしたが、私たちは同じ歩道を歩き、同じ地下鉄やバスに乗っていたはずです。彼女はまさに「クイーンズの誇り」です。
さて、 NASDAQ:AMD に話を戻すと、市場予想では調整後EPS(1株当たり利益)が1.29ドル、売上高は約99億ドルとなっています。
これが実現すれば、前年同期のEPS(0.96ドル)から34.4%増となり、売上高も前年同期比で約33%の増収となります。また、同社にとって5四半期連続で「前年比30%以上の売上成長」を記録することになります。
現在、同社をカバーするアナリスト36名のうち、今期開始後に収益予想を引き上げたのは27名で、下方修正したのはわずか6名(3名は変更なし)となっています。
AMDのテクニカル分析
次に、昨年10月から4月29日(水)午後までのチャートを確認しましょう。
まず、 NASDAQ:AMD は10月から4月にかけて横ばいで推移し、6ヶ月間にわたる「ベース(持ち合い)形成期間」を作っていたことがわかります。これは「レクタングル(長方形)パターン」とも呼ばれ、ここからのブレイクアウトは上下どちらの方向にも動く可能性がありました。
しかし、 NASDAQ:AMD は4月上旬から再び上昇を開始しました。3月初旬から200日単純移動平均線(SMA:赤線)を強固なサポートとして活用しています。
その後、50日SMA(青線)と21日指数平滑移動平均線(EMA:緑線)を奪還し、4月後半にかけて急騰しました。
株価は4月24日に史上最高値を記録しましたが、決算発表を控えて利益確定売りに押されている状況です。
他の指標を見ると、チャート上部の相対力指数(RSI:グレーの線)は、すでに2週間以上にわたってテクニカル上の「買われすぎ」水準にあります。
一方で、チャート下部のMACD(青い棒グラフ、黒と金の線)は、放物線を描くような強い上昇を示しています。
まず、9日EMAのヒストグラム(青い棒)はゼロラインを大きく上回っています。
同様に、12日EMA(黒)と26日EMA(金)もプラス圏で推移しており、黒い線が金の線を上回っています。これらはいずれも短・中期的な強気シグナルです。
MACDがこれほど強いプラスを示している間は、RSIの数値はそれほど重要ではないかもしれません。
(※執筆時点で、Moomoo Technologies Inc. のマーケットコメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイル氏はAMDをロング(保有)しています。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
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【moomoo証券】イラン情勢でもAI関連は買われるのか?半年で30%下落したPLTRのチャートを分析※本記事は2026年5月2日に米国で公開された記事の翻訳版です。
AIサイバーセキュリティの寵児、パランティア NASDAQ:PLTR は、2〜3年にわたる歴史的な上昇を経て、11月の最高値から約30%下落しています。来週の決算発表を前に、同社のファンダメンタルズとチャートを確認してみましょう。
パランティアのファンダメンタルズ分析
NASDAQ:PLTR は、5月4日(月)の取引終了後に第1四半期(1月〜3月期)の決算発表を予定しています。(ちなみにこの日は「スター・ウォーズの日」として知られる「May the Fourth」です。)
市場予想では、調整後EPS(1株当たり利益)が0.28ドル、売上高は約15.5億ドルとなっています。
もしこの通りであれば、調整後EPSは前年同期(0.13ドル)比で115.4%増、売上高は前年比74%超の増収となります。また、アレックス・カープCEO率いる同社にとって、11四半期連続での「前年比売上成長率の加速」を記録することになります。
実際、同社をカバーするアナリスト22名のうち、今期開始後に収益予想を引き上げたのは18名にのぼり、下方修正した者はゼロ(4名は据え置き)となっています。
パランティアのテクニカル分析
次に、直近6ヶ月間(4月28日火曜午後まで)のチャートを見てみましょう。
まず目につくのは、12月後半から2月中旬にかけての売りです。
しかし、その期間の中盤で興味深い動きがありました。年初から現在にかけて、強気の反転パターンである「ダブルボトム」(チャート上の緑の線と網掛け部分)を形成しています。このパターンのピボットポイント(転換点)は162ドル付近にあるようです。
ところが、そのピボットポイントは、強気のダブルボトムの形成過程で現れた、小さな弱気の反転パターンである「ダブルトップ」(赤いボックスとピンクの網掛け部分)のピークとも重なっています。
現在、株価は21日指数平滑移動平均線(EMA:緑の波線)および50日単純移動平均線(SMA:青い線)の奪還に向けて攻防を繰り広げています。
これらのラインを上回ることができれば、スイングトレーダーやポートフォリオマネージャーが買い(ロング)のポジションを増やす検討材料となるでしょう。
一方で、注視すべきは200日単純移動平均線(SMA:赤い傾斜線)です。このラインは、前述のダブルトップ形成時に強い抵抗線(レジスタンス)として機能しました。
他の指標を見ると、チャート上部の相対力指数(RSI:グレーの線)は完全に中立、悪く言えば「無風」の状態です。
また、チャート下部のMACD(青い棒グラフ、黒と金の線)も苦戦しています。
9日EMAのヒストグラム(青い棒)はかろうじてプラス圏にありますが、12日EMA(黒)と26日EMA(金)はともにゼロラインを下回っており、かつ黒い線が金の線の下に位置しています。これらはわずかに弱気なサインと言えます。
(※執筆時点で、Moomoo Technologies Inc. のマーケットコメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイル氏はPLTRをロング(保有)しています。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】アップル、CEO交代発表後、初の決算──チャートが示す現在地と今後の焦点アップル NASDAQ:AAPL は、「マグニフィセント・セブン」の一角であるマイクロソフト NASDAQ:MSFT と同様に、2026年に入ってから力強さを欠く展開となっています。過去6カ月では約0.5%の下落にとどまっています。
同社は4月30日に四半期決算の発表を予定しています。今回はファンダメンタルズおよびテクニカルの観点からアップルの現状を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
アップルは3月30日時点で245.51ドルまで下落し、年初来では約9.7%の下げとなりましたが、その後は回復基調を見せています。直近では270.71ドルで取引を終えており、昨年12月の過去最高値288.62ドルからは約6.2%低い水準です。
今回の決算は通常以上に市場の注目を集める可能性があります。というのも、CEOのTim Cook氏が約15年務めたCEOを9月に退任し、会長に就任する予定であると発表されたためです。
後任には、ハードウェアエンジニアリング部門を率いてきたJohn Ternus氏が就任する見通しです。
今期(第2四半期)について、市場では1株当たり利益(EPS)は1.95ドル、売上高は約1,097億ドルと予想されています。これは前年同期のEPS1.65ドルから約18.2%の増益、売上高も約15%の増収となる見込みです。
これが実現すれば、長期にわたる売上成長の停滞(15四半期)を経て、2四半期連続で2桁の増収を達成することになります。
また、アナリストの見方は比較的強気です。筆者が把握している32人のセルサイドアナリストのうち、26人が業績予想を引き上げており、引き下げたのは1人にとどまっています(5人は据え置き)。
■テクニカル分析
過去8カ月のチャートを見ると、2025年後半に「ヘッド・アンド・ショルダー」と呼ばれる弱気の反転パターンを形成し、その後2026年初にかけて下落しました。
その後、3月初旬にかけて方向感に欠ける展開が続いたものの、「フォーリングウェッジ(下降ウェッジ)」と呼ばれる強気の反転パターンが形成され、株価は反発に転じています。
現在は「カップ型」のパターンを形成しつつあり、約276ドル付近が節目として意識されています。このパターンは一般的に強気シグナルとされます。
ただし、このカップが今後「カップ・ウィズ・ハンドル」に発展する可能性もあり、その場合は一時的な調整(ハンドル形成)を挟む展開も想定されます。
また、テクニカル面では、
21日指数平滑移動平均線(EMA)を回復
50日単純移動平均線(SMA)を回復
EMAがSMAを上抜ける「ゴールデンクロス」を形成
といった動きが確認されています。
ただし、クロス時点でSMAが上昇トレンドに入っていなかったため、シグナルの強さはやや限定的とみられます。
その他の指標では、
RSI:健全な水準で過熱感は限定的
MACD:強気シグナルを示唆
9日EMAヒストグラム、12日EMA、26日EMA:いずれもゼロライン上
と、短期から中期にかけてポジティブなシグナルが確認されています。
■総括
アップルは2025年後半の調整を経て持ち直しつつあり、テクニカル面では回復の兆しが見られます。一方で、重要な価格帯に接近しており、上昇継続か一時調整かの分岐点に位置していると考えられます。
今後は、決算内容に加え、経営体制の変化に関する市場の評価が、株価の方向性を左右する重要な要因となりそうです。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてAAPL株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】マイクロソフト、Claude台頭でCopilotに変化?チャートにはカップウィズハンドル出現の可能性マイクロソフト NASDAQ:MSFT は、「マグニフィセント・セブン」の一角でありながら、年初来では2桁の下落となっています。同社は4月29日に決算発表を控えており、今回はチャートおよびファンダメンタルズの観点から現状を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
2026年4月は市場全体の上昇に連れて反発しているものの、2025年後半からの流れはマイクロソフトにとって必ずしも良好とはいえず、年初来では約12%の下落となっています。一方で、S&P 500 SP:SPX は同期間に約4%上昇しています。
同社は29日(水)引け後に第3四半期決算を発表する予定で、市場予想では調整後EPSは4.07ドル、売上高は約814億ドルと見込まれています。
仮にこの予想が実現されると、前年同期のEPS3.46ドルから約17.6%の増益、売上高も16%超の増収となります。これは、2025年初頭の成長鈍化局面を脱して以降、4四半期連続で16%以上の増収を達成する形となります。
また、アナリストの見方は比較的強気です。筆者が把握している29人のセルサイドアナリストのうち、23人が業績予想を引き上げており、引き下げたのは6人にとどまっています。
■テクニカル分析
過去12カ月のチャートを見ると、昨年夏から秋にかけて「ダブルトップ」を形成し、その後11月以降に下落基調となりました。
足元では、「カップ型」のパターンを形成しつつあり、約484ドル付近が節目として意識されています。このパターンは一般的に強気のシグナルとされます。
今後、この形状が「カップ・ウィズ・ハンドル」に発展した場合、ピボットは左側の高値(約484ドル)から右側の高値(約431ドル付近)へと移行する可能性があります(参考:直近終値は約424.82ドル)。
また、テクニカル面では以下の動きが確認されています。
21日指数平滑移動平均線(EMA)を回復
50日単純移動平均線(SMA)も回復
EMAがSMAを上抜ける「スイングトレーダーのゴールデンクロス」を形成
これらは一般的に、スイングトレーダーや機関投資家によるロングポジション構築を促すシグナルとされています。
一方で、株価は10月から3月の下落に対する38.2%のフィボナッチ・リトレースメント水準で上値を抑えられており、この水準がレジスタンスとして機能する場合、ハンドル形成につながる可能性もあります。
その他の指標では、
RSI:過熱圏に接近しつつある水準
MACD:強気シグナルに近い状態
9日EMAヒストグラム、12日EMA、26日EMA:すべてゼロライン上(かつ12日が26日を上回る)
と、短期から中期にかけて強気のシグナルが優勢となっています。
■総括
マイクロソフトは年初来では軟調な推移となっていますが、足元ではテクニカル面の改善が進んでいます。カップ型パターンの形成や移動平均線の回復など、強気の兆しも見られます。
今後は、決算内容およびガイダンスが、株価の方向性を左右する重要な要因となりそうです。特に、上値抵抗帯の突破か、それともハンドル形成を伴う調整かが、短期的な焦点となります。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてMSFT株のポジションを保有していませんでした。)
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※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
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【moomoo証券】アマゾン、データセンター投資への注目高まる中、2か月で30%上昇──株価は分岐点に接近アマゾン NASDAQ:AMZN は、2月の直近安値から約2カ月で約30%上昇し、過去12カ月では約50%の上昇。S&P 500 SP:SPX も上回るパフォーマンスを示しています。
同社は4月29日に決算発表を控えており、今回はファンダメンタルズとテクニカルの両面から現状を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
アマゾンは29日の米国引け後に第1四半期決算を発表する予定です。市場では、1株当たり利益(EPS)は1.65ドル、売上高は約1,772億ドルが見込まれています。
この予想通りとなれば、前年同期のEPS1.59ドルから約3.8%の増益、売上高は約14%の増収となります。
ただし、足元ではアナリストの見方にやや慎重さが見られます。筆者が把握している46人のセルサイドアナリストのうち、23人が今期の業績予想を引き下げており、引き上げたのは4人にとどまっています(19人は据え置き)。
この点から、決算内容に対する市場の確信度は必ずしも高くない状況といえます。
■テクニカル分析(短期)
直近6カ月のチャートを見ると、11月に258.60ドルの過去最高値を付けた後、2月には約196ドルまで24.2%下落しました。
この動きは「ダブルボトム」と呼ばれる反転パターンを形成しており、約220ドル付近が節目として意識されています。このパターンを起点に、株価は3月後半以降、反発基調を維持しています。
テクニカル指標では、
RSI:2週間近く過熱圏を維持
MACD:強気シグナルを形成
9日EMAヒストグラム:プラス圏
12日EMAが26日EMAを上回り、両者ともゼロライン上
と、全体として強気の状態が続いています。
■テクニカル分析(中期)
約11カ月のチャートを見ると、フラットベース(大型のレクタングル)を形成しています。
このレンジの上限は、11月の高値258.60ドルであり、ここが重要な節目となります。この水準を明確に上抜けて維持できれば、強気トレンドの継続が意識されると考えられます。
一方で、この水準がレジスタンスとして機能した場合、ダブルトップ(天井形成)となる可能性もあり、注視が必要です。
■総括
アマゾンは短期的には反発基調を維持し、テクニカル面では強気のシグナルが優勢となっています。一方で、重要な価格帯に接近しており、上抜けか反落かの分岐点に位置していると考えられます。
今後は、決算内容および経営陣のガイダンスが、株価の方向性を左右する重要な要因となりそうです。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてAMZN株のロングポジションを保有していました。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】インテルが25年ぶり高値更新——AI半導体競争の中、チャートが示す次の分岐点インテルは今週、株価がここ約25年半で最高値を更新したタイミングで、第1四半期(Q1)決算を発表します。同社のチャートとファンダメンタルズが何を示しているのか見ていきましょう。
インテルのファンダメンタルズ分析
インテルは木曜日の取引終了後(大引け後)に決算発表を予定しています。市場のコンセンサス予想は、売上高約124億ドル、調整後1株当たり利益(EPS)を0.01ドルとしています。
これらの数値は、前年同期に発表された調整後EPS 0.13ドルと比較すると見劣りし、売上高も前年同期比で約2.5%の減収となる見込みです。
実際、インテルをカバーしているセルサイド・アナリスト34名のうち、私が把握している限りでは24名が今期の利益予想を下方修正しており、上方修正したのはわずか8名です(2名は据え置き)。
総じて、インテルが絶好調というわけではないようです。しかし、昨年就任したリップブ・タンCEOが再建を試みる中で、ウォール街は先行きの改善を株価に織り込んできました。
インテル株は昨年6月から約200%上昇しており、そこには確かな「何か」があるはずです。もちろん、その多くは同社の主力であるチップ・ファウンドリ部門がいかに効率的に稼働し、営業損益の黒字化に近づけるかにかかっています。
インテルのテクニカル分析
次に、昨年7月から水曜日午後(4月15日)までのチャートを確認しましょう。
インテルの上昇トレンド全体は、チャート全域に広がるオレンジとピンクの網掛け部分、ラフ・リグレッション(Raff Regression)モデルによって示されています。
また、チャート中央の黒いボックス型の線で示されている通り、9月頃から2025年12月下旬にかけて底値を固める「保ち合い(ベース形成)期間」があったことがわかります。
その後、株価は上放れ(ブレイクアウト)し、1月から4月初旬にかけて新たな保ち合い期間を形成しました(チャート右側の2つ目の黒いボックス)。
その後、4月初旬に21日指数平滑移動平均線(EMA、緑の線)と50日単純移動平均線(SMA、青の線)を奪還しました。これにより、スイングトレーダーやポートフォリオマネージャーたちがこの銘柄に惹きつけられた可能性があります。
1月21日の高値である55ドルがピボットポイント(転換点)として機能する可能性がありましたが、株価はすでにこれを上抜けています(火曜日の終値は66.26ドル)。
一方、RSI(相対力指数、チャート上部のグレーの線)は買われすぎの水準に入っています。
同様に、日足のMACD(移動平均収束拡散手法、下部の青い棒グラフと黒・金の線)は非常に強気な設定になっています。
9日EMAのヒストグラム(青い棒)はゼロラインを大きく上回っており、12日EMA(黒の線)と26日EMA(金の線)も同様です。これらはテクニカル的にすべてポジティブです。さらに強気な材料として、黒のラインが金のラインを大きく上回って推移しています。
オプション取引の選択肢
一部のオプショントレーダーは、今週の決算を受けて株価が55ドルのピボットを上方からテスト(押し目を確認)する場合に備え、決算発表前にいわゆる「ブル・プット・スプレッド(強気のプット売り戦略)」を検討しているようです。
ブル・プット・スプレッドとは、あるプットオプションを売り、同時にそれより権利行使価格の低い、同じ満期日のプットオプションを買う手法です。例を挙げます。
プットの売り(ショート): 4月24日満期(決算後)、権利行使価格55ドル。直近の価格で約0.75ドルのプレミアムを受け取ります。
プットの買い(ロング): 4月24日満期、権利行使価格50ドル。コストは約0.25ドル。
ネット・クレジット(受取金額):$0.50
満期時にインテルが55ドル以上で取引されていれば、これらのトレーダーはネット・クレジットの0.50ドル(理論上の最大利益)を手にします。
もし満期時に55ドルを下回っていても50ドルを上回っていれば、実質54.50ドル(55ドル - 0.50ドル)のコストでインテル株を所有することになります。
しかし、もし満期時に50ドルを下回った場合、トレーダーは55ドルで株を買わされ、すぐに市場で50ドルで売却することになります。0.50ドルの受取クレジットを考慮しても、差し引き4.50ドルの純損失を被ることになります。これがこの取引における理論上の最大損失です。
(※moomoo証券のマーケット・コメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイル氏は、本稿執筆時点でインテル株のポジションを保有していません。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】テスラ株急騰の裏で高まる不確実性 戦争と原油高が左右する決算相場テスラ(TSLA)は先週のある1日で7.6%急騰し、ここ9ヶ月以上で最高の単一セッションを記録しました。EV大手の第1四半期(Q1)決算発表を控え、わずか2週間足らずで約15%上昇しています。個人的には、決算に向けて株価が急騰するのは好みではありませんが、テスラのテクニカル面とファンダメンタル面はかなり整いつつあるようです。
詳細を見ていきましょう。
テスラのファンダメンタル分析
テスラは水曜日の取引終了後に決算を発表する予定です。株価は12月中旬から本格化した下落により、年初来で約13%下落している局面での発表となります。
ウォール街の予測では、第1四半期の業績は、売上高約223.5億ドル、調整後1株当たり利益(EPS)は0.36ドルと見込まれています。
この数値が実現すれば、売上高は前年同期比で約15.5%増、調整後EPSは前年同期の0.27ドルから33%増となります。
興味深いことに、テスラをカバーしている26人のセルサイド・アナリストのうち、今期が始まってから利益予想を引き下げたのが9人であるのに対し、引き上げたのはわずか4人です。残りの13人は変更していません。このことから、多くのアナリストも今後の展開を完全には読み切れていないことが伺えます。
テスラのテクニカル分析
次に、昨年秋から4月16日(木)午後までの、過去8ヶ月間のチャートを確認してみましょう。
反転パターンとトレンド転換:
昨秋、チャート左側の2つの赤い枠で示された「ダブルトップ」の弱気反転パターンが見られ、それは見事に的中しました。しかし、直近ではラフ・レグレッショ・モデル(チャート右側のオレンジとピンクの網掛け部分)で示される通り、下降トレンドを上抜けしています。
移動平均線の攻防:
株価は21日指数平滑移動平均線(EMA、緑の線)を奪還しており、スイングトレーダーたちに再び活気を与えています。一方で、50日単純移動平均線(SMA、青の線)と200日SMA(赤い傾斜線)の抵抗に直面しています。
先週末に両方の線を上抜けましたが、維持できるかは不透明です(月曜には200日SMAを割り込み、火曜の日中には50日線も下回りました)。もしこれら2つのラインを維持できれば、テスラに利害関係を持つポートフォリオ・マネージャーたちが、買い持ち(ロング)ポジションの拡大を検討する可能性があります。
オシレーター指標:
RSI(上部のグレーの線)とMACD(下部の青い棒グラフと黒・金の線)は改善傾向にあります。ただし、どちらもまだ強い強気姿勢には至っていません。MACDでは、9日EMAのヒストグラム(青い棒)がゼロを上回り、短期的な強気シグナルを発しています。また、12日EMA(黒い線)が26日EMA(金の線)を上回ったのも強気材料ですが、両方のラインが依然としてゼロ以下にあるため、その勢いはやや抑制されています。
オプション取引の戦略:ブル・コール・スプレッド
テスラに対して強気であるものの、下値リスクも抑えたいと考えるオプショントレーダーの中には、「ブル・コール・スプレッド」を利用している人もいるでしょう。これは、ある銘柄のコール・オプションを買い、同時にそれより高い権利行使価格のコールを売る(期限は同じ)戦略です。
【例:4月24日期限(決算発表後)のオプション】
買い: 権利行使価格 390ドルのコール(50日SMA付近)。コストは約12.90ドル。
売り: 権利行使価格 405ドルのコール。受け取りプレミアムは約6.80ドル。
ネット・デビット(純コスト): 6.10ドル
この取引のリスク(最大損失)は支払った6.10ドルに限定されます。一方で、最大利益は8.90ドル(15ドルの差額からコストを引いた額)となります。
満期時に株価が405ドル以上であれば最大利益(8.90ドル)を得られ、逆に390ドル以下であれば最大損失(6.10ドル)となります。
(注:この記事の執筆時点で、著者のStephen "Sarge" Guilfoyle氏はTSLAのポジションを保有していません)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3335号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人資産運用業協会
【moomoo証券】AI提携で急騰のブロードコム(AVGO)、1年で株価2倍──チャートが示す次の展開は半導体大手のブロードコム NASDAQ:AVGO は、過去12カ月で100%超上昇しました。
また、1カ月から5年といったほぼすべての期間において、S&P 500 SP:SPX を上回るパフォーマンスを示しています。
今回は、ブロードコムのファンダメンタルズおよびテクニカルの両面から、今後の展開を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
ブロードコムは高性能半導体の設計に加え、ソフトウェア分野でも事業を展開しており、多角的な成長を図っています。
同社は3月初旬に第1四半期決算を発表し、調整後1株当たり利益(EPS)は2.05ドル、売上高は193.1億ドルとなりました。いずれも市場予想を上回り、売上高は前年同期比29.4%増と高い成長を示しています。
第2四半期の売上見通しについても市場コンセンサスを大きく上回るガイダンスが示されました。なお、第2四半期決算の発表は6月に予定されています。
■テクニカル分析
2025年11月中旬から直近(4月15日)までのチャートを見ると、2026年に入ってから株価は「レクタングル(ボックス)」または「フラットベース」と呼ばれる横ばいのレンジを形成していました。
しかし足元では、このレンジを上抜けし、
・50日単純移動平均線(SMA)
・200日SMA
・21日指数平滑移動平均線(EMA)
をすべて回復しています。
こうした動きは、機関投資家やスイングトレーダーのロングポジション構築を後押しする要因となりやすいと考えられます。
また、現在は「カップ型」のパターンも形成しつつあります。このパターンは、ハンドルの有無にかかわらず、一般的に強気シグナルとされます。
ハンドルを伴わない場合のピボットは、カップ左側の高値付近(本チャートでは約414ドル)となります。一方で、ハンドルが形成された場合は、右側にピボットが移動します。
一部の投資家は、ハンドル形成の有無を見極めてからエントリーを検討している可能性があります。ハンドルが形成される場合、一時的な調整局面を押し目として捉える動きも想定されます。
その他のテクニカル指標では、
・RSI:過熱圏に入り始めている
・MACD:改善傾向で強気シグナル
・9日EMAヒストグラム:プラス圏(短期的に強気)
・12日EMAが26日EMAを上回り、両者ともゼロライン上
と、中期的にもポジティブなシグナルが確認されています。
■オプション戦略の一例
強気スタンスの投資家の一部は、「ブル・プット・スプレッド」を活用しているとみられます。
これは、より高い権利行使価格のプットを売却し、同時により低い権利行使価格のプットを購入する戦略です。
例えば、6月19日満期・権利行使価格330ドルのプットを売却(約11ドルのプレミアム受取)
同満期・310ドルのプットを購入(約7ドルの支払い)
この場合、ネット受取額(ネットクレジット)は4ドル(11-7)となります。
この戦略では、
・株価が330ドルを下回らなければ、両オプションは無価値で満期を迎え、4ドルの利益が確定
・株価が330ドルを下回り310ドルを上回る場合、実質約326ドルで株式を保有する形となる
・株価が310ドルを下回った場合、最大損失は約16ドル
となります。
現物株を現水準で購入するリスクを抑えつつ、一定のプレミアム収入を狙う戦略といえます。
■総括
ブロードコムは高い成長性を維持しつつ、株価も長期的に市場平均を上回るパフォーマンスを示しています。テクニカル面でもレンジ上抜けや移動平均線の回復など、ポジティブな変化が確認されています。
一方で、RSIが過熱圏に入りつつある点から、短期的な調整を挟む可能性も考えられます。今後は、カップ・ウィズ・ハンドルの完成有無や次回決算の内容が、株価の方向性を左右する重要なポイントとなりそうです。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてAVGO株のポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】S&P最高値更新の追い風、Netflixは35%上昇 足元のチャートを分析動画配信大手のネットフリックス NASDAQ:NFLX は、昨年6月の過去最高値から約7カ月で40%超下落しましたが、その後は35%超反発しています。今週の第1四半期決算を控える中、ファンダメンタルズとチャートから現状を整理します。
■ファンダメンタルズ分析
ネットフリックスは4月16日(木)の引け後に決算発表を予定しています。市場では、GAAPベースの1株当たり利益(EPS)は0.76ドル、売上高は約122億ドルと予想されています。
これは前年同期のEPS0.66ドルから約15.2%の増益、売上高も約15.5%の増収となる見込みです。
一方で、アナリストの見方にはやや変化が見られます。筆者が把握している32人のセルサイドアナリストのうち、15人が今四半期の業績予想を引き下げており、引き上げたのは1人にとどまっています(16人は据え置き)。
また、今回の決算では数値面に加え、経営陣のコメントにも注目が集まる見通しです。特に、パラマウント・スカイダンス NASDAQ:PSKY との競争で、ワーナー・ブラザース NASDAQ:WBD の買収を逃した件についての見解が焦点となります。
ネットフリックスは昨年12月、ワーナーの一部資産を720億ドルで取得することで合意していましたが、最終的には今年2月、パラマウントによる1,109億ドルの対抗提案により競り負けました。
この結果を受け、今後の事業拡大戦略についてどのような方針を示すのか、市場の関心が集まっています。
■テクニカル分析
チャートをみると、ネットフリックスは2月後半のワーナー案件失注以降、持ち直しの動きが見られます。
昨夏以降、株価は下降トレンド(アンドリューズ・ピッチフォーク)内で推移していましたが、このタイミングでトレンド転換の兆しが出ています。
足元では、
・50日単純移動平均線(SMA)を回復
・21日指数平滑移動平均線(EMA)も上回る推移
となっており、一部の機関投資家がロングポジションを積み増した可能性も考えられます。
現在は200日SMA(約107ドル付近)に接近しており、この水準が当面の分岐点として意識されます。
その他の指標では、
・RSI:上昇モメンタムを示し、過熱圏に接近
・MACD:強気シグナルを維持
・9日EMAヒストグラム:プラス圏
・12日EMAが26日EMAを上回り、かつ両者ともゼロライン上
と、テクニカル面は全体として強含みの状態にあります。
■オプション戦略の一例
一部の強気投資家は、決算前に「ブル・コール・スプレッド」を活用しているとみられます。これは、コールオプションを買うと同時に、より高い権利行使価格のコールを売る戦略です。
例えば、
・4月17日満期・権利行使価格106ドルのコールを購入(約2.40ドル)
・同じ満期で114ドルのコールを売却(約0.55ドルの受取)
この場合、純コスト(ネットデビット)は1.85ドルとなります。
この戦略では、
・最大利益:約5.15ドル(株価が114ドル以上で満期を迎えた場合)
・最大損失:1.85ドル(株価が106ドル以下で満期を迎えた場合)
となり、リスクとリターンを限定した形で決算イベントに対応する戦略といえます。
■総括
ネットフリックスは調整局面を経て持ち直しの動きを見せており、テクニカル面では改善傾向が確認されます。一方で、決算を前にアナリスト予想には下方修正の動きも見られ、ファンダメンタルズ面ではやや不透明感も残ります。
今後は、決算内容および経営陣の戦略に関するコメントが、株価の方向性を左右する重要な要因となりそうです。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてNFLX株のロングポジションを保有していました。)
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【moomoo証券】WDC、過去12ヶ月で900%超の上昇――しかし、チャートは「過熱感の冷え込み」を示唆メモリチップの需要は枯渇寸前まで高まっており、これを受けてウエスタンデジタル(WDC)の株価は記録的な高値まで押し上げられました。年初来で約90%、過去12ヶ月では900%を超える驚異的な上昇を見せています。しかし、このストレージ・ソリューション大手の株価チャートとファンダメンタルズ分析は、これとは異なるストーリーを語り始めているのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
ウエスタンデジタルのファンダメンタルズ分析
業界リーダーであるマイクロン・テクノロジー(MU)やサンディスク(SNDK:2025年にウエスタンデジタルからスピンオフした旧部門)は、AI(人工知能)の到来とデータセンターの拡張を背景にトレンドを形成してきました。
ウエスタンデジタルに関しては、4月後半に第3四半期決算を発表する見込みです。市場予想では、調整後1株当たり利益(EPS)が2.35ドル、売上高は32億5,000万ドルとされています。
これが実現すれば、前年同期の調整後EPS 1.36ドルから72.8%の成長、売上高では前年同期比で約41%の増収となります。
こうした高い成長性を踏まえ、アナリストは「今後の見通し(ガイダンス)」を注視することになるでしょう。現在、通期売上高のコンセンサス予想は約124.7億ドルとなっています。
非常に興味深いことに、WDCをカバーする私が知る限りの全17名のアナリスト全員が、今期開始以降に四半期利益予想を上方修正しています。
ウエスタンデジタルのテクニカル分析
次に、WDCの過去約4ヶ月半(4月2日午後まで)の日足チャートを確認してみましょう。
読者の皆さんは、このチャートが「上昇くさび型(ライジング・ウェッジ)」という弱気の反転パターン(オレンジ色の網掛け部分)に支配されていることに気づくでしょう。
また、株価は最近、21日指数平滑移動平均線(EMA)(緑の線)を下回りました。さらに、50日単純移動平均線(SMA)(青の線)を一時的に割り込みましたが、完全なブレイクには至っていません。これらは、一般的にはどちらも「弱気」の兆候です。
もっとも、株価がいずれかの方向にブレイクアウト(抜け出す)する前に、くさび型パターンの上限と下限を3〜4回タッチすることは決して珍しいことではありません。例えば、この株は3月下旬にパターンの下限テストを耐え抜いています。
一方で、相対力指数(RSI)(チャート上部のグレーの線)は改善し、現在は「中立」よりも良い水準にあります。
同様に、日足のMACD(移動平均収束拡散手法)指標(チャート下部の青い棒グラフと黒・金の線)も、最近の急激な下落を経て、持ち直しの兆しを見せ始めています。
9日EMAのヒストグラム(青い棒)はゼロに向かって戻っており、12日EMA(黒い線)は26日EMA(金の線)を再び上抜けようとしています。これらはいずれも、潜在的な「強気」の材料です。
(注:本コラム執筆時点で、Moomoo Technologies Inc.のマーケット・コメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏はWDCのポジションを保有していません。)
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【moomoo証券】エヌビディアは10月から16%下落:チャートが語る現在の立ち位置エヌビディア(NVDA)は10月の高値から約16%下落しましたが、ここ数日で約7%反発しており、火曜日の最新のチェックでは値を下げていたものの、直近12カ月間では依然として約80%上昇しています。チャートが何を示しているか見てみましょう。
現在、テクニカル面でエヌビディアは岐路に立たされていると見ています。昨年7月以来、ほぼ横ばいの動きが続いていますが、4月2日(木)午後までの過去14カ月間の日足チャートを確認します。
読者の皆さんは、NVDAが2025年3月から上昇し、10月29日にザラ場最高値212.19ドルを記録したことがわかるでしょう。
しかしそれ以降、株価は弱気反転の「下降三角形(ディセンディング・トライアングル)」パターンを形成しています(チャート上の黄色い網掛け部分)。これは、株価が一定期間、同じかそれに近い水準でサポート(下値支持)を見つけつつ、戻り高値を切り下げていくときに発生します。
通常の三角形やペナント型はボラティリティの拡大を示唆しますが、方向性を示すものとは見なされません。つまり、株価が上下どちらに動くかを示すものではないということです。しかし、上昇三角形や下降三角形は方向性を示すことがあります。今回のケースでは、エヌビディアは弱気の指標である下降三角形を形成しているように見えます。
とはいえ、テクニカルパターンは何らかの理由で失敗することもあります。
エヌビディアのチャートは弱気なセットアップを示していますが、株価はいくつかの重要なテクニカル水準を奪還しようとしています。これらには、21日指数平滑移動平均線(EMA、緑の線)、50日単純移動平均線(SMA、青の線)、200日SMA(赤の線)が含まれます。
これらのラインを奪還することは、常に機能するとは限らない弱気の下降三角形パターンよりも、テクニカル分析上の意味が大きくなります。対照的に、スイングトレーダーは株価が21日EMAを抜けるタイミングに注目する傾向があり、ポートフォリオマネージャーやリスクマネージャーは、通常、50日および200日SMAを突破した際により注目し、積極的に行動します。
実際、多くのマネージャーが銘柄の200日線に特に関心を持っており、その水準を抜けた際に保有比率(エクスポージャー)を大幅に変更することが示されています。
現在、エヌビディアには2つの明らかなピボット(転換点)があります。3つの主要な移動平均線が非常に接近しているため(176.50ドルから182.50ドルの間)、200日SMAの179.80ドルが上値のピボット(強気の転換点)になる可能性があります。
同時に、165ドルのサポートライン(下値支持線)が下値のピボット(弱気の転換点)となる可能性があります。
(ステファン・”サージ”・ギルフォイルは、Moomoo Technologies Inc.のマーケット・コメンテーターです。)
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※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】S&P 500が200日移動平均線を割り込む:チャートが示す今後の展望主要指数であるS&P 500( CBOE:SPX $)は、最近200日単純移動平均線を割り込み、ここ数日で約7カ月ぶりの安値を付けましたが、足元では反発に転じています。チャートが示唆する次の展開を見てみましょう。
S&P 500のファンダメンタルズ分析
イラン戦争の終結と、最近のビッグテック株の売りへの懸念が和らいだことで、米国株を取り巻く状況(ゲームのルール)は急速に変化しました。
まず、先週のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、ドナルド・トランプ米大統領は、重要拠点であるホルムズ海峡が閉鎖されたままであっても、米国の対イラン作戦を終了させる意向を周囲に漏らしたとのことです。また、トランプ氏は公の場でも、米軍は2〜3週間以内にイランを去ると発言しました。
その後、週後半の報道では、中東和平の現実的な可能性が指摘されました。トランプ氏は、2月下旬に自身が予測した6週間という期間を超えて戦争を長引かせるつもりはないと見られています。
一方、イランのマセウド・ペゼシュキアン大統領も、自国には戦争を終わらせる用意があるが、一定の保証が必要だと改めて表明しました。
同時に、一部の船舶はすでにホルムズ海峡を妨害されることなく通過し始めています。これは、イラン軍の弾薬が底をつきかけているか、あるいは世界の石油生産量の約**20%**を運ぶタンカーが通る重要航路から撤退するよう指導部から指示が出たことを意味している可能性があります。
これらすべてが要因となり、先週火曜日にはS&P 500をはじめとする主要指数が急騰し、その上昇は水曜日まで続きました。市場は「早期和平」という見通しをポジティブに捉えたようです。
S&P 500のテクニカル分析
それでは、4月1日(水)午後までの過去約4カ月間のS&P 500( CBOE:SPX $)のチャートを見てみましょう。
読者の皆さんは、まずイラン戦争の勃発とともに、指数が「トリプルトップ(三尊天井)」の弱気反転パターンから下落したことが分かるでしょう。
下落の過程で、S&P 500は3つの主要なサポートレベルを割り込みました。50日単純移動平均線(**SMA**、青い線)、200日**SMA**(赤い線)、そして21日指数平滑移動平均線(**EMA**、緑の線)をすべて失ったのです。
また、火曜日の突然の強気反転が起こるまで、出来高を伴う下落トレンドが4回にわたって確認(または再確認)されていました。
しかし、指数は10日間200日線の下に沈んだ後、21日**EMA**と200日**SMA**の両方に向かって戻り始めています。200日**SMA**を奪還できれば、ポートフォリオ・マネージャーたちは米国大型株市場へのロング(買い)ポジションの積み増しを検討し始めるでしょう。
先週火曜日には、出来高の増加を伴う「デイ・ワン(初日)」の強気反転の兆候が明確に見られました。ただし、この特定のテクニカル指標を有効にするには、検証のための「確認の日(Day of Confirmation)」が必要であり、かつ「デイ・ワン」と「確認の日」の間には、非強気(ニュートラル)な足踏み状態がなければなりません。
したがって、水曜日の2日続伸は喜ばしいニュースではありますが、テクニカル分析の観点からは、あくまで「デイ・ワン」の強気パターンの延長に過ぎません。この指標を確定させるには、依然として一度の足踏みと、その後の「確認の日」が必要です。
他のテクニカル信号に目を向けると、相対力指数(**RSI**、チャート上部のグレーの線)は、わずか2日足らずで「売られすぎ」から「中立」の水準まで回復しました。
さらに、日足の**MACD**(チャート下部の青い棒グラフ、黒い線、金色の線)も急速に改善しています。
この指標にはまだ後押しが必要ですが、9日**EMA**のヒストグラム(青い棒グラフ)はゼロラインに向かって上昇しています。このレベルを上抜ければ、短期的な強気シグナルとなります。
加えて、12日EMA(黒い線)が26日EMA(金色の線)に接触しました。両方の線は依然としてゼロを大きく下回っていますが、黒い線が金色の線を上抜けるゴールデンクロスが発生すれば、追加の中期的な強気シグナルとなります。
(ステファン・”サージ”・ギルフォイルは、Moomoo Technologies Inc.のマーケット・コメンテーターです。)
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※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】パランティア(PLTR)、調整一巡か?防衛AIテーマと株価の現在地を検証サイバーセキュリティ企業のパランティア NASDAQ:PLTR は、2023年11月の安値から2025年11月の過去最高値までに1,300%超の上昇を記録。その後、わずか3カ月で約40%下落しましたが、直近7週間では約15%反発しています。今回は、同社のチャートおよびファンダメンタルズから、今後の展開について整理します。
■ファンダメンタルズ分析
3月23日パランティアは、約7%上昇しました。背景には、Reutersが報じた、米国防総省による同社のAI搭載システム「Maven」の採用があります。同システムは兵器ターゲティング用途における中核的な人工知能プラットフォームとして位置付けられました。
「Maven」は、衛星やドローン、各種センサーから得られるデータを統合し、単一のインターフェースで戦場分析を提供する指揮統制ソフトウェアです。現場指揮官の脅威認識能力の向上が期待されています。
また、今回の「プログラム・オブ・レコード」指定により、米軍全体での導入が進みやすくなり、契約プロセスの効率化や長期的な資金供給が見込まれます。今後の契約は米陸軍が主導して調整する形になる可能性があります。
さらに、この指定により「Maven」は国防総省のChief Digital AI Officeの管轄に移行する見込みであり、次回決算(5月初旬予定)前の重要な材料といえます。
加えて、The Wall Street Journalなどの報道によれば、パランティアは非上場企業のAnduril Industriesと共同で、米国のミサイル防衛構想「Golden Dome」向けの中核ソフトウェアを開発しているとされています。
「Golden Dome」は、弾道ミサイルや巡航ミサイル、極超音速ミサイルへの対抗を目的とした、総額1,850億ドル規模の宇宙ベース防衛システム構想です。ソフトウェア面では、早ければ今夏にもテスト段階に入る見通しです。
■テクニカル分析
2024年12月以降のチャートでは、カップ・ウィズ・ハンドル型のパターンが形成されています。これは一般的に上昇継続を示唆する強気パターンであり、約161ドル付近にピボット(節目)が確認されます。
一方で、足元では200日単純移動平均線(SMA)がレジスタンスとして機能しており、現時点では約164ドル付近が上値の分岐点とみられます。
その他の指標をみると、
RSI:中立水準をやや上回る推移
MACD:強気シグナルを示唆
9日EMAヒストグラム:プラス圏(短期的に強気)
12日EMAが26日EMAを上回り、両者ともゼロライン上
と、テクニカル面は全体として改善傾向にあります。
■オプション戦略
強気スタンスの投資家の一部は、「カバードコール」戦略を活用しているとみられます。これは株式を保有しつつ、同時にコールオプションを売却する手法です。
例えば、
PLTR株を約143ドルで100株購入
150ドルのコール(5月15日満期)を売却(プレミアム約10ドル)
この場合、実質的な取得コストは約133ドルとなります。
コール売却により、株価下落時の緩衝余地を確保する一方、上昇時の利益は最大約17ドルに限定されます。不確実性の高い局面において、収益と下値耐性のバランスを取る戦略といえます。
■総括
防衛分野におけるAI需要の拡大を背景に、パランティアの成長期待は引き続き意識される状況です。一方で、株価は急騰後の調整局面を経ており、160ドル台前半の水準を巡る攻防が続いています。
短期的にはテクニカルの改善が見られるものの、明確な上放れには追加材料や決算による裏付けが求められる局面と考えられます。ファンダメンタルズの進展と株価動向の整合性を見極めることが重要です。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてPLTR株のロングポジションを保有していました。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3335号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人資産運用業協会
【moomoo証券】ナイキ、8年半ぶりの安値を更新。チャートが示す今後の展望靴・アパレル大手であるナイキの株価が、2021年11月の史上最高値から約70%下落し、約8年半ぶりの安値圏で推移している。来週の決算発表を控え、チャートとファンダメンタルズから何が読み取れるかを探る。
ナイキのファンダメンタルズ分析
ナイキは来週火曜日の取引終了後、第3四半期決算を発表する予定だ。市場予想(コンセンサス)は、売上高112.2億ドル、GAAPベースの1株当たり利益(EPS)を0.29ドルとしている。
これは、前年同期の売上高112.7億ドルから0.4%の減収、EPS 0.54ドルからは46.2%の大幅な減益となる計算だ。
興味深いことに、筆者が把握している23人のアナリストのうち、今四半期開始以降に予想を修正したのはわずか3人である。グループ全体のEPS予想は0.24ドルから0.35ドルと幅があるにもかかわらずだ。
修正の内訳は、2人が下方修正、1人が上方修正であり、残りの20人は静観を決め込んでいる。
ナイキのテクニカル分析
次に、直近約9ヶ月間(3月24日火曜日午後まで)のチャートを確認する。
読者諸君は、ナイキが昨年夏以降、弱気の反転パターンである「ダブルトップ」を2回形成していることに気づくだろう(チャート上の赤枠とピンクの網掛け部分)。
これら2つのパターンはいずれもセオリー通りに機能し、その都度、株価は下落した。
2つ目のダブルトップはつい最近発生し、60ドル付近が明確なピボット(転換点)となった。その後、3月20日にはザラ場安値で52.18ドルを記録している。これは2017年10月以来の低水準であり、少なくとも現時点ではそこが底値となったようにも見える。
では、現在のテクニカル指標は何を示唆しているのか。
第一に、2025年4月から8月にかけての上昇分に対し、100%のフィボナッチ・リトレースメント(全値押し)を完了した(チャート上のグレーの水平線と網掛け部分)。
この過程で、相対力指数(RSI、チャート上部のグレーの曲線)は、テクニカル的な売られすぎの状態から脱したように見受けられる。
また、日足のMACD(チャート下部の青い棒グラフと黒・金のライン)は依然として弱気の姿勢を保っているものの、いくつかポジティブな兆候も現れている。
一つは、9日指数平滑移動平均(EMA)のヒストグラム(青い棒)が、下からゼロラインに近づいている点だ。これがプラス圏に浮上すれば、テクニカル的には強気転換となる。
加えて、12日EMA(黒いライン)が26日EMA(金のライン)に向かって上昇している。これら2本のラインが交差(ゴールデンクロス)すれば、それもまた強気シグナルとなる。
オプション取引の選択肢
強気派のオプション投資家は、21日EMA(緑のライン)をピボットとして活用し、「ブル・コール・スプレッド」と呼ばれる戦略を検討している可能性がある。
これは、同じ満期日で、権利行使価格が低いコールを買い、同時に高いコールを売る手法だ。具体例を以下に挙げる。
ロング(買い): 4月2日満期(来週の決算発表後)、権利行使価格57ドルのコール。直近価格は約1.20ドル。
ショート(売り): 4月2日満期、権利行使価格61ドルのコール。約0.40ドルのプレミアムを受け取れる。
ネット・デビット(差し引き支払い額):0.80ドル
この戦略をとるトレーダーは、0.80ドルのコスト(リスク)に対し、最大4ドルの利益を目指している。つまり、最大理論利益は3.20ドルとなる。満期時に株価が61ドル以上であれば、この最大利益が実現する。
逆に、最大理論損失は支払った0.80ドルに限定される。満期時に株価が57ドル以下であれば、この損失が確定する。
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
moomoo証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3335号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会
【moomoo証券】小型防衛・ドローン企業のレッド・キャット(RCAT)が急上昇 足元のチャートは何を示すのか小型の防衛・ドローン企業である レッド・キャット・ホールディングス NASDAQ:RCAT は、過去1年間で190%超、年初来では110%超上昇しています。さらに、米国・イスラエル・イランの紛争が始まった約3週間前からでも、およそ45%上昇しています。18日(水)に四半期決算を控え、同社のチャートとファンダメンタルズを確認します。
■レッド・キャットのファンダメンタルズ分析
レッド・キャット・ホールディングスは、無人航空機(ドローン)および無人水上機、それらに関連するサービスを国家安全保障および防衛分野の顧客に提供しています。
2月28日に米国・イスラエルとイランの紛争が始まって以降、ドローンが戦闘において重要な役割を果たしていることから、同社のような銘柄には投資家の関心が集まっています。
米国防総省はこれまでに、同社の主力偵察ドローンである「Black Widow」と「Golden Eagle」を米軍向けに調達可能な機体として承認しています。
さらに同社は昨夏、米陸軍から3,500万ドル規模の契約を獲得しました。また、Palantir Technologies NASDAQ:PLTR との戦略的提携も進めており、GPSが利用できない環境下でのドローン運用に向けた視覚ナビゲーションソフトウェアを提供しています。
こうした中、レッド・キャットは18日(水)の引け後に第4四半期決算を発表する予定です。
市場予想では、売上高は約2,400万ドル、1株当たり損失(GAAPベース)は0.15ドルと見込まれています。前年同期は0.09ドルの損失、売上高は630万ドルでした。
なお、レッド・キャットをカバーするセルサイドアナリスト3名については、当四半期開始以降、業績予想の上方修正・下方修正はいずれも行われていません。
■レッド・キャットのテクニカル分析
次に、11月以降から3月13日(金)午後までの株価チャートを確認します。
株価は11月下旬以降、「ダブルトップ」と呼ばれる弱気の反転パターンを形成しているように見えます。
では、この状況は警戒すべきなのでしょうか。
現時点では判断は難しいところです。というのも、株価は21日指数移動平均線(EMA)付近でサポートされており、この未完成のダブルトップパターンを上抜けつつあるようにも見えるためです。
また、その他のテクニカル指標も総じて良好です。
例えば、相対力指数(RSI)は中立水準を大きく上回って推移しているものの、過熱感(買われすぎ)には達していません。
同様に、日足のMACDも非常に良好な状態にあります。
具体的には、9日EMAのヒストグラムがゼロラインを上回っており、短期的には強気のシグナルといえます。
さらに、12日EMAが26日EMAを上回り、両者ともにゼロライン上で推移していることから、中期的にも強気のテクニカルシグナルが示されています。
【オプション戦略の一例】
こうしたテクニカル環境を踏まえ、一部のオプション投資家は「バイ・ライト(buy/write)」戦略を採用している可能性があります。
これは、株式を購入すると同時に、その保有株に対してコールオプションを売却する戦略です。
具体例は以下の通りです。
・RCAT株を100株、直近の約16ドル付近で購入
・3月20日満期、権利行使価格18.50ドルのコールを1枚売却(約0.60ドルのプレミアム受取)
実質取得コスト(ネットベーシス):15.40ドル
この戦略では、株式を保有しつつコール売却により実質的な取得コストを引き下げることができます。
一方で、満期時に株価が18.50ドル以上となった場合、保有株が権利行使により売却される(コールアウェイ)可能性がありますが、その場合でも利益は確保される形となります。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点においてRCATのポジションは保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
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※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
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【moomoo証券】アリババ(BABA)は10月以降で28%下落 決算前にチャートを確認アリババ NYSE:BABA は、年初来で約6%下落しており、10月におよそ4年ぶりの高値をつけて以降、米国上場株は約30%下落しています。3月19日(木)に予定されている第3四半期決算の発表を前に、同社のファンダメンタルズとテクニカルの両面を確認します。
■アリババのファンダメンタルズ分析
アリババは、米国市場で取引される中国株の中でも最も知名度の高い銘柄の一つであり、木曜日の寄り前に四半期決算を発表する予定です。
本稿ではドルベースで記述し、ニューヨーク証券取引所に上場している同社の米国預託証券(ADR)を対象に分析しています。
ADRは、米国外企業の本国株式そのものの所有権を直接表すものではなく、必ずしも原株と1対1で対応するとは限りません。これは、企業がADRを設定する際の条件によって異なります。
市場予想では、今週の決算において、調整後1ADR当たり利益は1.59ドル、売上高は422億ドルと見込まれています。
売上高は前年同期比で9%超の増収となる見通しですが、一方で調整後利益は、前年の2.95ドルから46.1%の減少となる見込みです。
アリババをカバーするセルサイドアナリスト15人のうち11人が、当四半期開始以降に利益予想を下方修正しています。残りの4人は据え置きで、上方修正したアナリストは1人もいません。
■アリババのテクニカル分析
続いて、約7カ月間の株価チャート(3月12日木曜日午後時点)を確認します。
年初には、弱気反転パターンである「フォーリングウェッジ」を上抜け、その後は一定の上昇を見せました。
しかし、その上昇はすでに失速しており、現在は「逆ヘッド・アンド・ショルダー(逆三尊)」という強気反転パターンを形成しつつある可能性があります。
チャート右側の緑のボックスで示されているこのパターンは、現時点では仮説段階ですが、156ドル付近が重要なピボット水準として意識されます。
一方で、他のテクニカル指標はあまり良好とは言えません。
例えば、相対力指数(RSI)はテクニカル的な売られすぎ水準に近い低い位置で推移しています。
また、日足のMACD(移動平均収束拡散)も弱気寄りの形状となっていますが、改善の兆しは見られます。
9日EMAのヒストグラムは依然としてマイナス圏にあるものの、ゼロラインに向かって上昇しています。
同様に、12日EMAと26日EMAもともにマイナス圏にありますが、12日線が26日線を上抜ける動きとなれば、強気シグナルとなる可能性があります。
【オプション戦略の一例】
こうしたテクニカル環境を踏まえ、一部のオプション投資家は決算を前に「ブルコールスプレッド」を採用している可能性があります。
この戦略は、同一満期日のコールオプションを1枚買い、同時により高い権利行使価格のコールを1枚売ることで構成されます。
具体例は以下の通りです。
・3月20日満期、権利行使価格145ドルのBABAコールを1枚買い(約1.45ドル)
・同満期、権利行使価格155ドルのコールを1枚売り(約0.45ドルのプレミアム受取)
差引コスト(ネットデビット):1ドル
この取引では、1ドルのコストをリスクとして、最大10ドルの回収を狙います。最大利益(9ドル)は、満期時にBABA株価が155ドル以上である場合に実現します。
一方、最大損失は支払った1ドルであり、満期時に株価が145ドル以下の場合に発生します。
(Moomoo Technologies Inc.のマーケットコメンテーターであるスティーブン・“サージ”・ギルフォイル氏は、本コラム執筆時点において、BABAのポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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【moomoo証券】マイクロン(MU)は過去12カ月で350%上昇 そのチャートが示すものはメモリチップ設計企業である マイクロン NASDAQ:MU は、過去1年間で約350%上昇しており、1カ月から5年までほぼすべての期間でS&P500 SP:SPX を上回っています。今週の決算発表を控える中、同社のファンダメンタルズとテクニカルの両面を確認していきます。
■マイクロンのファンダメンタルズ分析
マイクロンは3月18日(水)の引け後に第2四半期(会計年度ベース)の決算発表を予定しており、市場予想では調整後1株利益(EPS)は8.60ドル、売上高は191億ドルと見込まれています。
これは、前年同期の調整後EPS1.56ドルから451.2%の増加、さらに売上高も137%超の成長となる見通しです。
また、マイクロンをカバーしているセルサイドアナリスト30人のうち23人が、当四半期開始以降に業績予想を上方修正しています。7人は据え置きで、下方修正したアナリストは1人もいません。
この背景には、マイクロンおよび同業のメモリ企業がいずれも好調な四半期を迎えるとの見方があります。需要に供給が追いついていない状況が続いており、利益率も上昇傾向にあるためです。
■マイクロンのテクニカル分析
続いて、約7カ月間の株価チャート(3月11日水曜日午後時点)を確認します。
2025年後半を通じてMUは上昇基調を維持し、特に12月と1月にかけて上昇ペースが加速しました。
その後、「ブルフラッグ」と呼ばれるパターンを形成しています。これは上昇トレンド継続を示唆する典型的な形状です。
足元では株価がやや調整しているため一見矛盾しているように見えますが、現在は下向きの2本のラインで示される「保ち合い」局面に入っていると考えられます。それでも、全体の上昇トレンドは維持されているように見えます。
このパターンにおける重要な基準線は、21日指数移動平均線(EMA)です。
また、50日単純移動平均線(SMA)がサポートとして機能している点も確認できます。これは、機関投資家がこの水準で買い支えている可能性を示唆します。
他のテクニカル指標を見ると、相対力指数(RSI)は上昇基調にあり、中立水準を再び上回っています。
同様に、日足のMACD(移動平均収束拡散)も改善の兆しを見せています。例えば、9日EMAのヒストグラムはゼロラインに接近しており、まだ明確な強気シグナルではないものの回復傾向が見られます。
また、12日EMAと26日EMAはいずれもプラス圏にあり、これは中程度の強気シグナルです。
さらに、12日線が26日線に向かって上昇しており、両者がゼロライン上でゴールデンクロスを形成すれば、より強い強気シグナルとなります。
【オプション戦略の一例】
こうしたテクニカル要因を踏まえ、強気見通しを持つオプション投資家の中には「ブルコールスプレッド」を活用するケースも見られます。
この戦略は、同じ満期日のコールオプションを1つ買い、より高い権利行使価格のコールを1つ売ることで構成されます。
例としては以下の通りです。
・3月20日満期、権利行使価格402.50ドルのMUコールを1枚買い(約26.40ドル)
・同じく3月20日満期、権利行使価格425ドルのコールを1枚売り(約16.30ドル)
差引コスト(ネットデビット):10.10ドル
この取引では、10.10ドルのコストをリスクとして、最大22.50ドルの回収(理論値)を狙います。最大利益(12.40ドル)は、満期時にMU株価が425ドル以上である場合に実現します。
一方、最大損失は支払った10.10ドルであり、満期時に株価が402.50ドル以下の場合に発生します。
(Moomoo Technologies Inc. のマーケット・コメンテーターであるスティーブン・"サージ"・ギルフォイルは、本コラム執筆時点でMUのポジションを保有していませんでした。)
※掲載されている内容は作成時点のものであり、現時点における数字を保証するものではありません。また特定の商品や銘柄を勧誘・推奨するものではありません。
※金融商品には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資元本が保証されるものではなく、損失が発生する可能性があります。
※オプション取引には元本を超える損失が生じるリスクがあります。契約締結前交付書面・約諾書等の重要事項(リスク・手数料等)を必ずご確認の上、自己の判断でお取引ください。
※本資料の利用により生じた損害、または本資料に基づく投資判断の結果について、当社は一切の責任を負いません。
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