集計デリバティブ指標にHyperliquidのデータが追加されました

09 23

取引所ごとにデリバティブデータを確認していると、市場の全体像を見落とす可能性があります。そこで役立つのが、複数の取引所のデータを1つの数値にまとめる集計指標です。今回、Hyperliquidのデータを使用してこれらの指標を拡張し、市場の裏側で何が起こっているかをさらに詳しく確認できるようになりました。今回の変更は、3つの集計指標で170を超える暗号資産に適用されます:

  • 暗号資産の未決済建玉
  • 資金調達率
  • 清算

変更点

これまでは、これらの指標にHyperliquidでの取引活動は反映されていませんでした。最大規模のデリバティブDEXであるHyperliquidのデータが加わったことで、トレーダーがポジション状況や市場の動向を把握する際に利用する数値が大きく変わる可能性があります。例えば、ビットコインの未決済建玉は約10%増加し、多くの資産において清算は最大で20%増加しました。また、これまで集計対象の取引所にデリバティブが上場していなかった一部の銘柄については、今回初めてこれらの指標が利用可能になりました。
注: 未決済建玉と資金調達率には、2025年9月以降のHyperliquidのデータが含まれ、清算については2025年5月以降のデータが含まれます。

集計指標の算出方法

各デリバティブの未決済建玉と清算は米ドル換算された上で合算され、全取引所の合計値が算出されます。資金調達率の計算方法は異なります: 各取引所の未決済建玉を重み付け係数とした加重平均が採用されています。

各指標の算出対象となる取引所も異なります。未決済建玉と資金調達率は、Binance、Bitget、Bybit、Coinbase、Deribit、HTX、Kraken、OKX、Hyperliquidの9つの取引所からデータを取得しています。一方、清算データは、Binance、Bybit、Deribit、HTX、OKX、Hyperliquidの6つの取引所から取得されています。

指標の確認場所

インジケーター

任意の暗号資産シンボルを開き、「インジケーター」→「ファンダメンタル」→「デリバティブ」の順に進みます。「集計」をオンにすると、すべての取引所を合算した値に指標が切り替わります。「非集計」トグルは、データが利用可能な取引所の先物契約でのみ表示され、オンにすると、その契約が上場している取引所の指標が表示されます。

スクリーナー

暗号コインスクリーナーでは、「デリバティブ」タブに、未決済建玉、未決済建玉変動率%(24時間)、未決済建玉/出来高(24時間)、資金調達率、清算(24時間)、ロング清算(24時間)、ショート清算(24時間)といった指標があります。フィルターとしても利用でき、一部の項目では15分、1時間、4時間、12時間といった時間足にも対応しています。

ヒートマップ

暗号コインヒートマップでは、デリバティブ指標を色の設定に使用し、価格変動の代わりに未決済建玉または清算に基づいてマップを色分けすることができます。

シンボルページ

暗号資産の「概要」タブにある「主要統計」のブロックでは、未決済建玉とその24時間の変動率、24時間の清算、および現在の資金調達率を一目で把握できるようになりました。また、専用の「デリバティブ」タブでは、そのコインに関するデリバティブ取引の全体像がまとめられており、各指標を取引所別に詳細表示することも可能です。

今回のアップデートにより、暗号資産に関する調査がより詳細で有益なものになれば幸いです。いつものように、ぜひご意見をお聞かせください。皆様からのフィードバックが、今後のアップデートの原動力となります。

TradingViewチーム

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