スクリーナーのチャートビューでは、結果をミニチャートの一覧として並べることで、数値だけではわからない情報も確認できます。これにより、各銘柄における価格の動きを一目で把握することが可能です。これまでは、これらのチャートには価格と出来高のみが表示されていました。そのため、価格が変動したことは分かっても、トレンドに対してどの位置にあるのかまでは確認できませんでした。
シンプルなテクニカル指標があれば、その情報も見えてきます。現在、株式、ETF、暗号コイン、および暗号資産ペア(CEX・DEX)の各スクリーナーにおいて、移動平均線を表示できるようになりました。移動平均線を表示すると、ビュー内のすべてのチャートに反映されます。この機能は、独立したスクリーナー画面、右サイドバー、モバイルウェブ版、およびデスクトップアプリで利用可能です。なお、債券スクリーナーの仕様に変更はなく、従来通りインジケーターなしのチャートビューとなります。
インジケーターのオプション
チャートビューのツールバーにある「インジケーター」ボタンから、以下の5つのインジケーターを選択できます:
- SMA50
- SMA200
- EMA50
- EMA200
- 出来高(暗号コインスクリーナーを除く、上記のすべてのスクリーナーで利用可能)
移動平均線は価格に重ねて表示され、出来高はチャート下部に棒グラフとして表示されます。選択したインジケーターはすべてのチャートに一括適用されるのが大きな特徴です。各銘柄を個別に設定することなく、共通の基準で銘柄同士を比較できます。
計算方法はスーパーチャートに内蔵のSMAおよびEMAインジケーターと同一であるため、普段お使いの見慣れたラインがそのまま表示されます。時間軸を変更した際や、市場データが更新された場合に、インジケーターの再計算が行われます。
仕組み
SMA50、SMA200、および出来高はデフォルトで有効になっています。EMA50とEMA200は、手動で有効にするまでオフのままです。
インジケーターを切り替えている間もドロップダウンメニューは開いたままのため、一度の操作で複数のインジケーターを組み合わせることが可能です。ボタンのラベルには現在有効になっているインジケーターが反映され、1つまたは2つの場合は、インジケーターの名称が、3つ以上の場合は数が表示されます。
選択したインジケーターは、フィルターの変更、結果の更新、テーブルビューとチャートビューの切り替えなどを行っても維持されます。スクリーンを保存すると、インジケーターの選択も一緒に保存されます。元に戻す・やり直す操作も通常通り利用できます。
出来高は、従来通りすべてのプランで利用可能です。SMAおよびEMAの利用には有料プランが必要になります。
今後の展望
今回のファーストバージョンでは、50期間と200期間の移動平均線が、プリセットの色とラインスタイルで用意されていますが、現時点では、カスタムインジケーター設定の保存には対応していません。まずは視覚的に素早く銘柄をふるい分けることに主眼を置いており、今後追加するインジケーターや設定については、皆様からのフィードバックを参考に決定していく予定です。
ぜひご活用ください — スクリーナーからチャートビューに切り替え、ご自身に最適な組み合わせを見つけてみましょう。いつものように、皆様からのフィードバックをお待ちしております。
TradingViewチーム