これまでは、Pineスクリーナーを使用するには、ウォッチリストを手動で作成したり、スクリプトを「お気に入り」に登録したりするなど、いくつかの準備作業が必要でした。しかしこれからは、どちらの手順もスキップして、すぐにスキャンを開始できます。今回の最新アップデートでは、新しいシンボルソースのオプションを追加し、利用可能なスクリプトの種類を拡大しました。どう変わったのか見てみましょう。
シンボルソースとしての指数
これまで、ウォッチリストはスキャンを実行するために使用できる唯一のシンボルソースでしたが、現在は指数も選択できるようになりました。指数を選択する手順は以下のとおりです:
- ツールバーのシンボルソースセレクターを開きます。
- 指数タブに切り替えます。
- リストから必要な指数を見つけるか、検索機能を使用します。
- スキャンを実行します。
株式スクリーナーと同様に、S&P500、Nasdaq100、DAX、Russell2000など多数の指数が利用できます。スキャンは、指数の構成銘柄に対して実行され、最大3,500銘柄の大規模な銘柄群にも対応しています。もちろん、ウォッチリストも引き続きご利用いただけます。
注意点として、一度に選択できるシンボルソースは1つだけです。ウォッチリストと指数は排他選択となっており、複数選択は現時点ではサポートされていません。ソースを切り替えると、前回のスキャン結果は消去されますが、スクリプト、時間足、および入力パラメーターはそのまま保持されます。「再スキャン」をクリックするだけです。
選択できるスクリプトがさらに増えました
2つ目の変更点は、Pineスクリプトの選択に関するものです。以前のPineスクリーナーでは「お気に入り」のみが表示されていましたが、スクリプトをお気に入りに追加するには、Pineエディタや スーパーチャートなど、スクリーナー以外の場所で操作する必要がありました。
今後はPineスクリーナーでも、チャートでお馴染みのインジケーターダイアログを開くことができます。すべてのセクションに加え、完全な検索機能も利用できます。
- パーソナル: お気に入り、マイスクリプト、招待専用、購入済
- 内蔵: テクニカル
- コミュニティ: エディターズピック、トップ、急上昇、マーケットプレイス
スクリプトをあらかじめ「お気に入り」に追加する必要はありません。時間足と入力パラメーターはツールバーに個別のコントロールとして表示されるため、スクリプト設定を開かずに変更できます。
実行前に互換性を確認可能に
Pineスクリーナーはすべてのスクリプトをサポートしているわけではなく、これまでは、スクリプトを実行してみないと互換性があるかどうかがわかりませんでした。
これからは、スクリーナーでサポートされていないスクリプトはダイアログに利用不可として表示され、カーソルを合わせるとその旨を示すツールチップが表示されるようになりました。その他の操作は引き続き可能です。例えば、そのようなスクリプトをPineエディタで開くことができます。
重要な制限事項として、互換性がないことが事前に判断できるスクリプトのみにフラグが付けられます。つまり、インジケーターではないスクリプトや、プロットを含まないスクリプトのみが対象となります。他のすべてのスクリプトは選択可能ですが、一部はスキャン実行が失敗する可能性があります。
今後の展望
Pineスクリーナーでは、他にどのような制限が妨げになっているか、またスクリーナーを最大限に活用するために他にどのような機能が必要か、ぜひお聞かせください。皆様からのフィードバックは、今後の開発の参考とさせていただきます。
TradingViewチーム