オプション取引において、原資産の価格を確認するだけなら簡単です。難しいのは、他のオプショントレーダーがどこにポジションを取っているかを把握することです — どの権利行使価格にコールが集中し、どこにプットが積み上がっているのか、そしてそれが満期日ごとにどのように変化しているのかを読み取ることです。
その全体像を、普段分析しているチャート上に取り込めるよう、スーパーチャートに新しいインジケーター「オプション出来高プロファイル」を導入しました。コールとプットの取引出来高を、権利行使価格ごと、満期日ごとに、原資産のチャート上に直接描画します。同じシンボル、同じチャート上に、もうひとつの分析レイヤーが加わります。
インジケーターの追加
上場オプションのある原資産のチャートを開き、「インジケーター」をクリックして「テクニカル」→「オプション」タブに進み、「オプション出来高プロファイル」を選択します。インジケーターがメインチャートのペインに追加され、ステータスラインには、現在のパラメーターや表示モードとともに「OVP」の略称が表示されます。
プロファイルの見方
今後の満期日ごとに独立したプロファイルが表示され、時間軸上の満期日に合わせて配置されます — チャート下の日付ラベルを見れば、どの満期日のプロファイルかが分かります。プロファイル内のそれぞれの水平バーが権利行使価格を表し、バーの長さは、その価格で取引された出来高を反映します。コールは青、プットは赤で描画され、各バーには「コール × プット」の形式で正確な値が表示されます。現在価格に引かれた点線で、イン・ザ・マネーとアウト・オブ・ザ・マネーの権利行使価格をひと目で見分けられます。
値動きと並べて見れば、状況は一目瞭然です: 以下の画像では、現在価格より上にコールが集まり、下にプットの塊があり、先の満期日を見るほど、そのバランスが変わっていきます。
プロファイルの設定
オプション出来高プロファイルは、全体を俯瞰してから、絞り込んでいく使い方を想定して作られています。インジケーターの設定を開いて、チャートに表示するオプション市場の範囲を選びましょう:
- 最大満期数: 直近のものから数えて、描画する今後の満期日の数を設定します。デフォルトは10です。
- 現在価格周辺のストライク数(±): 現在価格の上下に表示する権利行使価格の数を設定します。デフォルトは10です — 値を大きくすると、大口ポジションが隠れやすい、現在価格から大きく離れたディープ・アウト・オブ・ザ・マネーの権利行使価格まで表示されます。
- グループ化: 満期日を個別に描画する代わりに、より大きな期間にまとめます。まとめずに、各満期日を個別に表示することもできます。
設定値を小さくすると、直近の満期日をすっきりと詳細に確認できます。値を大きくすると、すべての満期日にわたるオプション取引の全体像が見えてきます。
バーの算出方法を選択
出来高の見方は1つではないため、このインジケーターには4つの表示モードが用意されています:
- コール・プット: コールとプットの出来高を別々のバーで表示します。
- コール + プット: 各権利行使価格の合計出来高です。オプションの種類に関係なく、最も活発な水準を見つけるのに役立ちます。
- コール − プット: 両者の差分です。どちらか一方が圧倒的に優勢な権利行使価格を一目で把握できます。
- プット/コール: 各権利行使価格におけるプット/コール比率です。
各モードには個別のカラー設定があるため、モードを切り替えても、設定した見た目が失われることはありません。
出来高ウォールの特定
各満期日において、コールの出来高が最も多い権利行使価格と、プットの出来高が最も多い権利行使価格は、市場が注目している水準であることがよくあります。スタイルタブで「コール出来高ウォール」と「プット出来高ウォール」を有効にすると、チャート上の各満期日で、該当する権利行使価格に「CVW」と「PVW」のラベルが付きます。
現在価格より上でコールの出来高が多い場合は、トレーダーがレジスタンスを意識している水準や、カバードコールを売っている水準を示唆している可能性があります。価格より下でプットの出来高が多い場合は、通常ヘッジが集中している水準を示します。ウォールを有効にすれば、その両方と満期日ごとの動きを、オプションテーブルを開くことなく確認できます。
見た目のカスタマイズ
スタイルタブでは、すべての表示モードと出来高ウォールの色を設定できるほか、プロファイルを満期日のどちら側に配置するかも選べます。時間軸上の満期日ラベルや、ステータスラインの値とパラメーターも、表示・非表示を切り替えられます。
注意点
オプション出来高プロファイルは、日足、週足、月足の時間足で動作します。日中足では、出来高プロファイルは表示されません。このインジケーターは上場オプションのあるすべての原資産のチャートで利用できます。
さっそくチャートを開き、「インジケーター」→「オプション」→「オプション出来高プロファイル」の順に進んで、値動きのすぐ隣で、オプション市場で実際にどこにポジションが置かれているのかを確認してみてください。
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TradingViewチーム



